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「天職の就職へ」

4月1日、また新たに新卒新入社員が6名入社してくれました

毎年、私自身がその頃だったことを思い返すのですがそれももうかれこれ33回目!!

33年経っても、割と鮮明にその日、その時期のことを覚えているものです

それだけ人生の節目になりえる、ある意味,大きな門出!です

新入社員にとって前途洋々なスタートの時期に何をはなむけの言葉を贈るのかいつも色々考えてしまいます

これまで、社会(や家族)から恩恵を享受してきた立場から、これから、社会(や家族)に恩恵を提供していく、これはまさに大きく「姿勢を変換する」人生に節目であると思います

大学入学当初からリモートを強いられるなどこれまでになかった風景は想像がつかないばかりか、予想もつかない先々に不安もあったかもしれません。

それゆえにこそ、読めない時代、わからない未来を追いかけるのでなく、自ら切り拓く、築いていく意気を持っていってこれからのステージに立って進んで欲しいと思います

25年前ホロ社を設立した頃に掲げた書!を披露しました・・・そこには

「ホロニックは総合コミュニティサービス産業創造のイノベーションカンパニーを目指します」

と書かれています

5人で始めた、まだブライダル施設1か所を担うだけからスタートした時から「総合コミュニティサービス・・・」など訳の分からない?大きなことを発して自分は一体何を考えていたのだろうか・・と思うのですが、そこに書かれた8つの単元はほぼ今考えている事と違っていることはありません

その中で、ホロニックの語源そのものでもある「個と組織の有機的調和」、そして「ESからCS」「会社と個人は50:50」など主体性と主体性の応援といった概念はまさに1ミリもぶれてはいません。

新入社員の皆さんにお伝えしたこと

「皆さんは、今日ホロニックに「就社」はしたけれど「就職」したわけではありません、

大リーガーの大谷翔平氏は、ドジャースという球団に就職したわけではありません、彼の職はプロ野球選手ですが、「職」とはそういうもので、所属する会社(球団)は職責を果たす場所に過ぎません

そういった意味では、皆さんにとってのホロニック(会社)は、手段に過ぎません

その手段を持って、是非、「天職」を探して欲しい、今それがなければ、つくって欲しい

一方、会社はどうか?と言うと、そんな、会社を手段にして天職を持てるような人にこそ留まって欲しい人材です、つまり、会社を手段にする人こそ会社に必要な人材だということです。

そんな人材に留まってもらうためには「いい会社」になること!

いい会社というのは、なんとなく“大きい””有名“”儲かっている“という類になりそうですが・・・決してそんな表層的なことだけではないはずです

きっと皆さんにとっていい会社とは、自分のアイデンティティが発揮できたり、自分の理念や信念が叶う会社なのではないでしょうか?

だから、自分自身が天職と思える「職」を求め続けていくことが肝心

天職のある人は常にサーブ権を持っています(大谷選手も今や引く手あまた・・・まさにどこのチームやリーグに対してもサーブ権を掴んだ、その結果が昨年の大型契約でした)

そしていわずもがな、会社としては、そんな人材にこそ留まって欲しいわけです

そして、留まりたくなるような会社にするのが経営者の最大責務でもありますので、そこはややもすると、「個と組織」との間での競争(サーブ権の争奪戦)でもある

個(人)と組織(会社)が凌ぎを削って、同じ目的、ないしは価値観を共感共鳴できるようになることこそがホロニックの社名の語源、意味であります

まさに企業理念です」

といった話をしました

だから、入社日は、天職探しのスタートです

さて、社会人人生の手段として会社があるわけですが、現場においても手段と目的があります

ホロニックは、「つながりつなぐコミュニティ創出企業を目指します」とか「地域資源を企画編集する」ということを掲げていますが、ここに「ホテル業」ないしは「レストラン業、婚礼宴会業」とは書かれていません

皆さんは、ホテル業のホロニック、ないしはブライダル業としてホロニックに就職したと思っているかもしれませんが、全て、それは皆さんが働く上で「手段」に過ぎません

お伝えしたいことは、現場(手段)に埋没したとしても、決して自分(目的)を見失わないことです

これから、日々現場の仕事に追われることが増えてくる、手段が目的化されるような思いは少なからず、誰もが感じると思います

そんな時こそ、ふと思い返して欲しいのは、自らの天職は何か?を問うということです

それは職場を変えること・・・というわけではありません

そしてホロニックは、「生きがい、やりがい、働きがいの溢れる社会創りに貢献する」ことがミッションであり最上位概念であります

甲斐(かい)を持った人に溢れる社会こそ「いい社会」だと創業時から、いや、もっと言えば、私が皆さんと同じ頃の社会に出た頃からずっと一貫して思っていたことです

ホテル業を通じて・・・

地域資源を企画編集することを通じて・・・

つながりをつなぐことで・・・

コミュニティ創出企業になることで・・・

そんな手段を通じて、その上位概念にある「生きがい、やりがい、働きがい溢れる人々に囲まれる社会」をどう築いていくのか・・・

そのような社会を築いていくことに貢献できる会社は、ホロニックとして、「いい会社」だと断定しています

おそらく、皆さんもそこに異論はないと思います

その上で、皆さんそれぞれの「天職」を探し、そして高め続けていくことを強く思い、新たな舞台で活躍して欲しいと願っています