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上半期の足跡

2025年も半分経過しました!

改めて半年振り返ってみると、まずは自分事として年始から自己免疫性溶血性貧血という症状に突発的にかかり、その経過観察と治療というのが日々の生活、それがわりとこれまでとこれからの人生において大きなインパクトを受けました

なんの前兆もないまま(貧血症でも全くない健康診断ではずっと正常だった)にこのような病にかかる、しかも原因不明、50万人にひとり、しかも指定難病に苛まれるのはにわかに信じられなかったわけですが、死生観というと大げさかもしれませんが、身に降りかかることはある日当然やってくることを自覚し、心の準備をしていくことが重要だということを改めて思いました

仕事に支障をきたすことはなかったのですが、何が起こるかわからない・・・ということを目の当たりにするという意味ではこの半年は自身にとってインパクトのある時期であったし、自身でコントロールできないある種この自然(身体)現象?について、自分のことはさながら、家族や会社のこと、社会のこと・・・この先の行方を深く考えるという意味ではよい期間だったかもしれません

ある本で、成功者が共通に持つ資質ひとつが

「人生の出来事に深い意味を感じ取る力」とありました

すなわち「たまたま」「丁度その時」「ふとしたことから」と形容すべき「偶然」とみえる出来事の中に「大切な意味」を感じ取る力・・・

これも先月読んだ「問いの編集力」という本に中に出ていた「偶察力」という言葉も同様です

「偶然を察する力」、これは偶然を呼び込む力とも言えますが、予期せぬ偶然によって幸運な発見をすること、またその能力ということです

「やってくる偶然」と自らの意志で「迎えにいく偶然」の出会うところってことのようです

迎えに行く偶然って「??」となりそうですが、それがまさしく感じ取る力、察する力ということでしょうか・・・何が起きても準備しておく姿勢、覚悟ともいえるかもしれません!

そんなきっかけもあって、色々考えた半年で、これからの大きな転換点になるのではないかと思っています

人の価値観が大きく転換するのは「戦争」「天災」「大病」のどれかに直面した時だと言われるそうです!

確かにそうかもしれません

それは自力ではなく、他力?によって、もっといえば想像をしていなかった事象に直面することがなければこれまで大きく変わらない、ましてや価値観などは・・・

勿論、戦争も天災も大病も,予め想定できるものでもないし、したくもありません

しかしそれを実体験しなければ変わることが出来ない・・・

東日本大震災やコロナで生きる価値観が大きく変わった人が多かったり、大病を患って死生観を深く考える人は多いと思います!

戦争を体験した日本人はほとんどいなくなりましたが、そのような思いがけない事態に直面しなければなかなか自分を変えるのは難しいということでしょう

さて、

その難病を患ったきっかけもあったのかもしれませんが、今期スタート時に中期経営計画をはじめてつくりました、3年計画です!

これは目標でなく、コミットメント(約束)、つまり3年後にどうなっていたいか、いなくてはいけないか、それはその先の30年を見据えた中での有姿を真剣に考えるようになりました

3年後をスタートにした場合に、どのような状態でスタート地点に立つのか、そのためには「普通の会社」になっておく必要性を問いました

・お金を貸したくなる会社

・社員が辞めたくならない会社

・お客さんが欲しくなっちゃうモノ・コトをつくる会社

そのために何を成し遂げなくてはいけないのか・・・そこにブレなく遂行する

その覚悟を持って自身や会社を奮い立たせる

そのためには、幅広い、そして奥深い市況感を持つことも大事だと思っています!

市況感とは市場全体の雰囲気や動向に対する感覚的な捉え方

つまり、この先、この社会はどうなっていくのか?を自分なりの見立てを立てること

私が思うに、ホロ社でも掲げている

「生きがい、やりがい、働きがいのある人に溢れる社会創りに貢献する」

これとしっかり向き合っていれば間違いない、それが普遍的な原理原則だと考えています

この「甲斐(かい)」というのはそれぞれ違う価値観を持つので、そういった意味では抽象的かもしれませんがそれぞれが「甲斐」の実感のある人が多ければ多いだけよい社会になるのだと思います!

人の「甲斐」はそれぞれ多様多彩だからこそ、多様性を受容するということは不可欠なテーマなのだと思います

ホロニックの社名に意味は「自律した個の有機的つながり(結合)」です

まさに、多様性の受容からしか、このつながりは生まれません

答えのない(わからない)未来・・・というかひとつの答え(正解)がない・・・それがこれからに社会なのではないでしょうか?

それゆえに自分の頭で考える、そして多様性を受け入れる、そしてこれからの自分自身の未来を見据えていく

改めて、人間の価値観が変わるきっかけになる「戦争・天災・大病」の内ひとつに直面したからこそ気付いたことの爪痕をしっかり残していきたいと思っています