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「BACK TO THE BASIC ~反転攻勢~」

コロナパニックが始まって半年余り、それによって世の中が一変したわけですが、それでも新しい日常が戻りつつあります。コロナの正体や対処が見えてきたということもあってか、肌感覚では少しずつ経済が動いてきた印象です。
私たちの生業であるホテルや飲食などの消費者ビジネスはその動きを敏感に感じることが出来る業種でもあるゆえに、GOTOキャンペーンなどの政策により、国内の個人の旅行、レジャーなどと併せて賑わいが出てきています。一方で、法人系の宴会、ビジネス向けの出張、そしてインバウンド・・・このあたりはまだまだ浮上の気配がありません。婚礼など、いわゆる人を招待するなどの他人に様々連鎖的に影響を及ぼすであろう宴席などもなかなかまだまだ動きが鈍い印象です。この半年くらい、これはホロ社に限ったことではないと思いますが、先行きが見えない中で、予算などの計画や見通しが立てられない状態が続いてきました。それが先々の不安を大きくするものでありました。しかし、私、ぼちぼち、この10月、今年あと3か月、今期の折り返しを迎える今、改めて原点に戻って、頭をクリアにして、これまで土俵際に追いやられながら凌いできた状態からの反転攻勢に撃って出ていきたいと思っています。
ホロ社も全ての部門が厳しいわけでなく、この第二四半期に宿泊部門は昨年対比プラスになる場面もありました。
GOTO効果もあるでしょうけど、マイクロツーリズムなる概念が思いのほか活況で、それはそれでそもそものセトレのコンセプトにマッチしていたこともあってかいわば世間の動きよりもよい動きが展開されてきています。地元再発見!という概念がレジャーとしてとらわれていく流れはこれからもっと広まり大きくなっていくように思っています。ここは、GOTOキャンペーンに甘んじることなく、改めて地固めするべき自社のコンセプトをさらに深め、磨きをかけていくに邁進していくべきです。まさにセトレの本領を活かすのが今です。
婚礼においても同様で、そもそもセトレは都市部でなく都市近郊部に立地しています。つまり、「流入エリア」ではない・・・すなわち、わりと「地元の人」が多いわけです。まさに「おらが町で結婚式をする」ことの素敵さを伝えていく絶好のチャンスです。
そして、当たり前ですが、人々は遠方に赴く(非日常的)より、近くに足を運ぶ(日常的)方が、はるかに頻度は高まります。つまり、リピータブルな展開の可能性が高いわけです。セトレは「非日常」ではなく「異日常」ないしは「超日常」を提供しようとしています。そこが原点なのだと思い返しています。
ソーシャルディスタンスという言葉が世の中に広がっています。最近まであまり気にならなかったのですが、しかし、コロナ禍で気をつけなければいけないのでは「フィジカルディスタンス」ではないかと思うのです。ウイルスがうつるわけですから、それを避けるためには人と人との物理的距離をおかなければいけない・・・それってフィジカル(体)です。ソーシャルつまり、関係性とか共同体とか、コミュニティという概念が距離を取ってしまったら、それこそ社会の否定になります。コロナによって、リモートワークなど、必ずしも物理的な距離や場所にこだわらなくても仕事ができるようになりました・・・厳密に言えば、フィジカル(物理)的には仕事ができるようになりましたが、本来(知的能力)的な仕事が「出来る」「出来ない」の格差は逆に広がっていくのではないででしょうか?だから、リモートワークが広がれば広がるだけ、真の人間力、それはソーシャル的なワーキング力が試されてくるように思います!だからこそ、人と人との関係性とかコミュニティがもっと大事になってくると思います。それって、腕(を磨く)とか頭(を使う)とか・・・って話です、つまり創造力とか感性とかいわゆる「右脳的」な資質です。ホロニックは一貫して、コミュニティ創出を標榜してきました・・・そして「つながりつなぐ」をテーマにしてきました。ここにぶれなくやってきたことは、コロナによって強みを増してくるのではないかと強く感じています。まさに、この原点に回帰することがホロ社にとってのこれからの反転攻勢になるのではないかと実感しています。防御一辺倒だったこの半年ですが、これからは攻めに転じる。
今一度、ホロニックの原点に立ち返ってそのビジョン、コンセプトに忠実になっていくことが大事だと思っています!