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自立した個の有機的つながり

また新しい期が始まりました・・・29期・・・

今年も5人の新入社員を迎えることができました!

これまでになくそれぞれのバックボーンが多彩で個性的です

その皆さんへの祝辞として表題の意味を皮切りに以下のようなことを語りましたので文字で振り返ってみました

 

皆さんが今日、入社したホロニックという会社の社名の意味

それは、自立した個の有機的なつながり(調和)・・・という意味です

化学用語、HOLOS(全体)とON(個)を合成させた造語から来ています

先月、日経新聞の連載・私の履歴書で執筆されていた元厚生労働事務次官の村木厚子氏が半生を振り返りながら書かれていたこの言葉が

とても印象に残りました

それは

「自立することは依存しないということではない、たくさんのものを少しずつ依存できるようになること」

これって、頼るべきこと、頼れる人を増やすことなのではないか、

そして頼ることが増えるということは自分自身が信頼される人にならなければいけない、そのために自分自身を磨き高められている人であることが大事なのだと思います

皆さんはとてもラッキーです・・・とりあえず社会的には誰からも信頼されていないし、仕事においてはすべてがスタート地点・・・だから遠慮なく、そして躊躇なく、「頼りに行ける(頼りまくられることができる)」そんな絶好のタイミングなのです

私が、ホロニックを設立する30歳くらいの頃に、ある50代の経営者から言われたこと

「長田君はいいよね・・・30代までは何が出来るかで評価してもらえる、40歳を超えると何をしてきたかでの評価になる・・・
だから今は、これからは“何をするか”だけを考えたらいいんだから」と

今、その言葉を50代の私がそのまま皆さんに伝えたいと思います。

自立する個!・・・それを有機的につないでよりよい組織にしていく

この会社は、何をやっている(何業)というその前に、このような組織風土をつくっていくことを大事にして目指している会社がホロニックです

さて、私から皆さんへ伝えたい心得のひとつ

それは「偶察力」を養うということです

この言葉、昨年読んだある本から見つけました

偶然、偶発性、といった「偶」、それと観察、洞察といった「察」を組み合わせた造語です

偶然な出会いや出来事から、予期しない価値やヒントを察知し発見する能力と定義されていました

これは、鋭さと柔軟さの2軸を鍛えることが大事なのです

「創造力(発想力)は移動距離に比例する・・・」と言った経営者がいますが、まさにうろうろすること、きょろきょろすること・・・

一般的には挙動不審と言われるようなこの動き。一見無駄なようなこの動きは意外にも重要です

犬も歩けば棒にあたる・・・ということわざがありますが、歩かなければ棒には当たらない

ラッキーもアンラッキーであっても、成長の手触りを高めていくためには歩く(≒動く、考える)距離(量)が大事だということです

昨年立ち上げました「学童ホテル」

これも「偶察力」から出た賜物です!

ホロニックはホテルをやっている会社、それで火曜日を休館にしている、

だったら、有休時間と空間がそこに生じる、

3期目になる高校生CFOの為積さんから出た「子供の体験格差」、それを解消するべく社会課題が世の中には存在している。

ホロ社は絶景のホテルを有し、かつ職業体験を提供できる経営資源がある、

そして会社のコンセプトでは「地域資源を企画編集する」と唱えています、

そして地域住民こそが「地域資源」であるといえる

ならば、子供の職業体験を、ホテルの遊休時間と空間を活用して提供することで「子供の体験格差の解消」というCFO提言(社会課題)を実現出来る、さらには、その親御さん、つまり地域住民(という地域資源)を企画編集するという本業のコンセプトにも整合した活動が実現できる

それを持続的に行うために新会社、それも公益活動を主とする非営利法人をつくってみようか

それが「一般社団法人ホロニック」

偶然と洞察の産物の連鎖、頼る人のつながり連鎖によって叶った事業です

少なからずこの活動を新たなに行うことで、ホロ社員のやりがいや有意味性を感じた人も多いのではないでしょうか?

だから、ウロウロするキョロキョロする、という動きは実はとても大事なのです

「偶察力」を持つことは大事、その源泉こそがこの行動であることを覚えておいてください

そして最後に、

皆さんは「選択肢の多い世代」です

たくさんの選択肢があることはとてもありがたいことです!

しかし、だからこそ自分の頭で考える力が大事になります

私の育った昭和世代それ以前の社会人は選択肢があまりなかった

いわゆる情報化社会のかかりの頃でしたが、今とは全く次元が違う・・・スマホはおろかネットもない、それどころかパソコンもなかったわけです、情報収集は新聞雑誌やテレビ、調べものは辞書か図書館(に行く)、情報そのものの入手格差が大きかったわけです!

それでも、一度会社などに入れば(特に大手ならば)安泰!といった・・・つまり「正解」がわりと明確にあったわけです、

世の中は、高度経済成長、その日本的雇用慣行が根強く残り、企業に入れば自ずと将来が見据えることができた・・・終身雇用、年功序列のしきたりに従っていてハッピーになれた世代です

正解が見える世代であったからそのレールに乗ることを皆が志向した・・・結果、なんとかなったわけです

だからあまり自分の頭で考える必要性も希薄だったかもしれません。

しかし、今はそうではありません!

VUCAの時代と言われるように混沌としている

(Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性))

つまり、答えがない・・・というか、答えが(誰にも)わからない・・・

換言すると「たったひとつの正解がない」わけです

だからこそ「正しい選択をする(探す)」のでなく「選択したことを正しくする」という意志を持つことが大変重要なわけです

その選択をするために、自らに「問う力」を養う

問うとは・・・これからどうなるのか?、なぜそうなのか?、何が起こっていくのか?そこで何が(自分)にはできるのか?そこに何の意味があるのか?そこに(自分自身)の哲学(想いやこだわり)はあるのか?)

そしてそこにはいわゆる「正解」などありません!意志あるのみです!

まさに「自立した個」

それがとても大事な時代であると私は思っています

是非前途洋々な未来を自ら切り拓いていって欲しいと願っています