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PARKnize

表題の著書を読みとても共感しました!
https://www.realpublicestate.jp/post/parknize_event/

パークナイズ・・・訳して「公園化」

そしてこの著者は「都市が公園化したがっているのではないか?」という問題提起をしています。

つまり公園に新たな機能を掛け合わせることでその可能性を拡張させることが出来るのでないか?

例えば野球場が公園化した北海道エスコンフィールドやマツダスタジアムはまさに「ボールパーク」・・・

公園のような野球場が新しい世界観を築いているように見えます!

都市部のオフィスビル、タワマンでも、周辺が緑に囲まれた公園のようなものが広がっていくことで当然心地がよくなる・・・すると、その住宅やオフィスビルの不動産(価値)の価値も上がるわけです!

大阪駅前に出来たグリーングランもそのコンセプトを軸にしています

渋谷のMIYASHITA PARKも・・・麻布台ヒルズも

これまで都市中心部(それこそ東京駅周辺などが象徴的)では、その土地規制の容積、建蔽、高さの一杯一杯まで建物を建てて有効に不動産を活用していくのが定石でしたが、近年は(公園的)緑地という余白を残す(造る)ケースが増えてきました

その余白(緑地・公園)自体は収益を生まないけど、ビル、高層マンション、ホテルなどの建物にとって美しい借景となることでむしろ不動産価値があがる・・・

それこそその元祖がNYのセントラルパーク、その周辺にあるビル群の地価があがっています

美しく維持された公園であることに加えここに「TAVERN ON THE GREEN」という昔からある、映画にも出てくる素晴らしいレストランがあり公園自体の魅力向上に拍車をかけています

PARK(公園)→PARK and  →PARKnize

そんな思考がドンドン広がっている・・・ように感じます

そもそも目的性が薄いのが「公園」ですから、そこに目的性を持った施設なりを「and」することでエリア価値が上がる

スタバも近年公園内やそこに同化するような場所に出店しているケースが目立っています

そういえば、バブルが崩壊して以降、街、とりわけ都市部にはたくさんの駐車場が出来て、建物の隙間に駐車場が増える「都市の駐車場化」が目につきますがこれは決して風景として美しくありません

一方そうなる理由は投資対効果といったところから経済合理的にその方が有効であるから地権者はそれを選択するだけでしょうが、そもそも駐車場は目的地ではない(目的を果たすための手段に過ぎない)

そして、街から目的地が消えたら駐車場も必要なくなるわけで、駐車場が増えることは街が安楽死に向かっていくと著者は問題提起しています

人口減少もそれに拍車をかけているわけですが、いずれにしてもこのスパイラルを好循環にしていくためには、街を目的化していく、つまり街を魅力的にしていく・・・そのために都市の公園化というのは風景の価値観をたかめていくことになるかもしれません

昨年セトレ舞子が公募によって継続することになりましたがそこで提案したのは「KOBE WEST PARK構想」でした

ホテル会社が隣接する公園(PARK)と一体化して(PARK and ○○)、新しい世界観を創る(PARKnize)

それは、2つの公園(舞子公園とアジュール舞子)+明石海峡大橋・・・というまさに「公の園」を一体に考えていくことで、ホテル自体は勿論のこと、エリア全体の価値を上げることになる

結果ホテル自体の価値も上げることになる・・・というように発想転換したのでした

「PARK and」(公園×○○)という発想で私たちの本業であるホテルを捉えると私たちの視点や事業視座が上がるのだと思いました・・・

ホテルも公益的視点を持つことで価値を高めるような気がします!

「学童ホテル」へのチャレンジもそのひとつでもあります

(「ホテル×学童」という一見,想起しにくそうな組み合わせも「地域資源を企画編集する」(エリアマネジメント)という文脈に添ったらこれまでにない新鮮な企画事案になります)

そういえば、舞子セトレも梅小路POTELも目の前は公園、琵琶湖セトレは「公園みたいなもの」がつくれる敷地が広がっている・・・

奈良セトレも目の前が猿沢池、周辺が奈良公園といった鹿の園が広がっている

姫路セトレも街全体を眺める風景はまさに空中借景庭園のような様相があります

長崎セトレにはグラバー園が隣接しそこには世界遺産の教会(大浦天主堂)が佇んでいます、、、南山手という街全体が坂公園のようで、その中心にセトレが鎮座?しています!

セトレは従来から借景という概念を大事にしていましたがそれは手段として捉えていました

しかし、主体(目線)を「公園をつくる」という観点(目的)に立って、その中に宿(滞在手段)を付するような発想の方がはるかに私達の引き出しを無限に広げてくれそう・・・そう思うようになりました

その気付きから、既存の各セトレを周辺から見まわしてみると私たちは公園(みたいなもの)に隣接して建っていることに気付き、それがセトレの象徴になっていると言えます

周囲周辺は、それぞれ異なる時期に異なる目的で整備されていることから、隣り合っていても関係性なく存在している場合が多いわけですが、実は空間的にも意味的にもそれらをつなげることにより互いに魅力が一気に引き立つ!まさに「つながりつなぐ」ことの相乗効果・・・からのエリア価値を高める効果があるのだと思います!

かつて、公園も図書館、公民館などの公共施設と言われるものは便利で有益であっても「恰好いいものでない」ものだったのではないでしょうか?

しかし、今や公益性を塗したコンセプトはその見られ方は変わってきているような気がします!

「公園」でなくとも「公園のようなもの」、まさしく「PARKnize」されたコンセプトが益々面白くなる、面白くしていく余地がたくさんあると思います

公園に横たわるスタバの店は、都市にある店よりも心地がよい・・・まさに公園を味方につけて店のみならずエリア全体の魅力を高めています

「木を見て森を見ず」「鶏が先か卵が先か」

このようなことわざがありますが、ホテルを見て街(公園)を見ず、ホテルが先か街(公園)が先か・・・

「良質なホテルが出来ることで街が活きてくる」、ともいえるし、「街の魅力が高まることでそこに位置するホテルの存在感が増す・・・」とも言えます・・・

どちらが先かは別にしてここは一体化していくこと、繋げていくことで価値が最大化していくのだと思います!

セトレのPARK化、PARKの中心にセトレ(宿)がある・・・その存在感が街の彩を高めていく

そんな存在であり、それがセトレの特異性だと言えるような企画や開発を今後促進していきたいと思います