2018年02月
「Ｃonnecting Ｔhe Ｄots！」
アップル創業者の故・スティーブジョブスが2005年アメリカの名門・スタンフォード大学の卒業生に向けたスピーチの中で唱えた３つの要諦が伝説になっています。
そのうちのひとつがこの表題の言葉訳すると「点と点をつなげ!」です。
スピーチの内容は、氏は・・・まだ10代の大学生の頃に衝撃的に感動した「書道」の授業でその美しさに魅了され、のめりこんでいきました。
しかし、それが果たして将来、自分の人生に何の役に立つのかわからない、むしろそんな技術や技法、また手法を習得したところで何の意味があるかわからなかったけど、
ただ好奇心だけでのめりこんでいったそうです。
それがその10年後、事業を興しコンピュータをつくっているときに突如としてかつてのその技法のイメージが蘇ってきた・・・そんな話しです！
その体験から学生に伝えたことは・・・
「先を見通して点をつなぐことは出来ない、振り返ってつなぐことしかできない、だから将来何からかの形で点がつながることを信じることだ！何かを信じ続けることだ！」と、
懸命に好きなモノゴトに集中すること、そしてそれが将来どうつながるかなんて考えなくていいし、そもそもそんなことがわかるわけがないはず・・・
だから「点=今」を本当に熱中して誰に負けないくらい取り組んでいくことが大事、それを続けいたらある日、その考え抜いた点と点がつながる。
だから今やることは、「今を精一杯生きること、そして点と点がつながるということを信じること」が大事だ！！ということでした。
わが身を振り返ってみても同じようなことがたくさんあります！
あの時みた、あの光景・・・あの頃感じた、この感覚・・・
大概が忘れ流されていることが多いわけですが、突如として蘇ってくるコト(モノ)が稀にあります。
そして最近感じていることですけど、そのような場面は「鍛錬すること」で増やすことが出来るのではないか・・・と
その鍛錬とは？？
アウトプットすることです！
アウトプットは、言葉や文字などで発信するということです、伝えるということです。
私が好きなエッセイストで山田ｽﾞｰﾆｰさんという方がいます。
かつてベネッセ・進研ゼミの赤ペン先生として高校生の小論文を指導していた人です
ｽﾞｰﾆｰさんの言葉、、、
「感じたことを言葉にすること、それが考えているということ」
これは言い得て妙！だと思いました！
私達は何か課題を与えられたり、何かする際に「考える」ことをします。
しかし、それは本当に「考えている」ことなのでしょうか？？
上記でいえば「考えている」の定義は｢感じたことを言葉にすること｣です。
果たして私達は「言葉にすること」を習慣化していますでしょうか？
つまりアウトプットすることを習慣にしていますでしょうか？
私達が俗に言う「勉強」はインプットが多い（またはそう思い込んでいる）のではないでしょうか？
詰め込んでいくこと、それは知識を深めたり、高めたり、広げたりする行為ですが、それを本当に肥やしとして自身の引き出しを増やすくらいになるためには、
そのインプットされたものをアウトプットすることで深みや高みが増していきます！
例えば、本読んで、その内容を誰でもわかるように説明出来るようなアウトプットすることを習慣にしている人は稀だと思います。
私自身のことになりますが、もうかれこれ10年以上、日々ブログを発信しています。
このマンスリーレポートも15年くらい続けています！
最初の頃は大変でしたが、今は習慣化されているので全く苦になりません！
苦どころか、毎日のように続けているので、毎日のようにネタ探しを、これまた無意識にやっています！
極論すれば、電車に乗って眺めた中吊り広告などからも色々思いついて書いたりすることも少なくありません、挙句の果て、自然にネタが目に飛び込んでくるようになっています。
改めて声を大にしていいたいことは「アウトプットする習慣」が大事だということです。
アウトプットすることが次の気付きや発見につながるのだと思います。
私思うのですが、インプットを増やすことは勿論大事ですが、インプットの容量と同じくらいアウトプットしていかなければ人間の胃腸のように消化不良を起こしてしまうような気がします。
逆に言うとアウトプットし続けなければインプットされる容量も増えない。
だからアウトプットをすることでインプットされるものも増えていくのだと思います！
インプット⇔アウトプット・・・この繰り返しをすることで、自分が磨かれ、肥やし化されてまさしく「筋力」がついてくるのだと思います。
そして「自信」につながります。
「Ｃonnecing The Ｄots！」
ひたすらに一点集中すること、ひたすらにインプット⇔アウトプットを続けることで、やがて目の前の視界が、パッと広がる・・・
そうなる自分を信じていけば「自信がついている自分」に仕上がっているのだと思うわけです！
是非、アウトプット習慣をつけて、自分の高次化を図っていっていくことをお薦めします。
