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マンスリーレポート

2013年07月

「コンセプトブック 前篇」

先月、幹部メンバーが集まり先月のマンスリーレポートのテーマ「目的の目的」について議論する場がありました!

ホテル、ブライダル、レストランなどを生業(なりわい)にしているホロ社ですが、それは「コミュニティを創造していこう!」という目的の手段であるということ、そして、はたまた「コミュニティというのも「人々の生きがい、やりがい、働きがいを持てる社会にする」という目的のための手段であるということ・・・・その大義が今の私たちの目の前の仕事とどうつながっているのかということを共に考える機会になりました!

そしてもうひとつ、数年前につくった社員皆が持っている「コンセプトブック」

ほとんどの人が、もらってそのまま棚上げされているであろうコンセプトブックを再度読み合わせして、その趣旨、根底を共有することを行いました!

このコンセプトブックに書かれていることは創業の原点、また私自身の生き方観、仕事観などに直接つながることが書かれているわけです!

つまりはホロ社で働く上で持ち合わせておく必要最低限の資質、センスがそこに書かれています!

http://www.hol-onic.co.jp/philosophy/standard.html

8つのスタンダードです!

 

それを今回改めて振り返ってみたいと思います!

~「未知なる挑戦=無限の可能性」~

ホロニックは「コミュニティホテル」という新たな市場の創造に挑戦します

単なる「ホテル業」ではなく地域や人をつなぐ「コミュニティ業」

地域の皆様の暮らしや心を豊かにし、社会に貢献する企業へ

「THINK GLOBALLY ACT LOCALLY」

常に広い視野を持ち、志を高く持つ一方で、分相応を見極め、軸足を大切にすることを忘れません

“新しい市場を創造したい!というのは私の願望です、それはつまり利己心かもしれません!

しかしそれが、私が起業という行動を起こした最大の原動力であると思います

一方「コミュニティを創造する」というのは、より多くの人が生きがい、やりがい、働きがいを持てたり、今以上高められたりすると、よりよい社会になる、もっと豊かな社会になるだろう、そんな社会を目指していく担い手になれれば素敵だなあ~というどちらかというと利他心、他への貢献欲というのが強いのかもしれません!

新たな事業を立ち上げる、そして新たな産業、市場を一から築き上げていくことにロマンを感じる、それは紛れもない私自身の願望でした!

そんな「私自身の願望=利己的欲望」に加えて、でもどうせやるなら世のため、人のためになることをしたい!

それはやっぱり「人の人生やライフスタイルに貢献したい」、「社会的課題の解決になるようなことをしたい」というよりか「せねばならない」という使命感みたいなものの中に“コミュニティ”というキーワードを見出したように気がします!

今や日本のような成熟した国家において、物質的欲望は飽和し、もはや「モノの価値」が減少しています!

一方で「ココロ」の豊かさが枯渇してきていると言われています!

これから増える高齢問題、そこから派生するであろう孤独死、独居老人、またひきこもり、いじめなどが社会問題になっています!

それを解決するひとつに、やはり人と人との「つながり」「絆」「共感の輪」などがあると思っています・・・そのようなものを生み出すために「コミュニティ」という概念がとても大切なのではないかと思うのです!

これが利他的願望かもしれません!

コミュニティという概念も様々ではありますが、私たちはホテルといった舞台装置を通じてそれらを育む役割を持ちたいと考えています!

ここに利己的欲望×利他的願望がかさなりました!

志は高く(TIHIK GLOBARY)、頭は低く(ACT LOCALLY)

それがホロニックのコンセプトです!

確かに今、まだ私含めメンバーの皆々が日々の仕事、目の前の現場が、このコミュニティ創りということにつながっていないかもしれません!

しかしここをしっかり見据えて私たちは追及していきたいです!

そしてそれが新しい業であり、新しい市場を切り拓いていくものと信じています!

 

~「考えながら進み、進みながら考える 常にNEXT ONE」~

私たちは立ち止まることがありません

「現状に満足してはいけない」と心に刻み、お客様にとってのパーフェクトを常に考えています

私たちは、モノを売っているのでなく「想い」「コンセプト」「価値観」「感性」を提供しています。

お客様にただ合わせるのでなく、「自分がお客様であったら」という視点を常に持ちながら、お客様にとって記憶に残る仕事を追及し続けます。

*「あなたにとって最高傑作はどれでしたか?」という質問に映画俳優チャップリンはこう答えたそうです!「NEXT ONE」

 

よく現場で仕事をしていると皆ベストを尽くしています!しかし「ベストを尽くすこと」で満足または納得してしまっていることが多いのではないでしょうか!

「私はこんなに頑張っている!!・・のに・・」という具合に

しかし翻ってお客様にとって「私たちがベストを尽くす」のは当然であり前提であり何の価値もいだしてくれません!

お客様にとっては「お客様(自身)にとってのベスト、言ってみれは私たちに対してはパーフェクトを求めている」のではないでしょうか・・・

私たちが扱っている商品は目に見えないもの(想い、感性、価値観、コンセプト、らしさ・・などなど)ですが、それを追及するには際限がありません!

なので常に現状に満足せずに、考え、そして行動し続けることが大事なのだと思います!

チャップリン氏の「NEXT ONE」、これは「私の最高傑作は次の(まだこれからつくる)作品だ!」と言っているのです!

「これでよし!」と達観した瞬間に成長がとまります!

常にあと一歩、もう一歩、粘り、絞り出す努力が私たちのような挑戦者には必要なスピリッツなのだと思います!

そしてもうひとつ大事なこと・・・

「行動力」というのがとても大事です!

それは大きな声が出る、重たいものを持てる、持久力がある、いわゆる“パワーがある”・・・そんなことではありません!

よく「“思っていること”と、(実際)“動くこと”の間には大きな壁・隔たりがある」と言われます

この差を埋められる、また飛び越えられる力が、いわゆる「行動力」です!

思うことは誰もが出来ます、考えることも出来ます!

大事なのは思ったことを実行し、実現していく力です!

「そう思っていたんですよ」「私もそれ考えていました」「これ必ず成功すると思いますよ」

こんなセリフは皆が言います!

しかし、自ら思ったこと、考えたことを実行し、実現した人はかなり希少です!

なぜなら、考え尽くしてみると「やっぱり難しいこと」が多いわけで、そうなると「出来ない理由」を模索しはじめるからです!

「出来ない理由」「やらない言い訳」もその気になったらいくらでも出てきます!

だから「やる意志を持って考える」「考えながらやってみる」ことが大事です!

“「思ったこと」と「行動すること」の間には大きな溝がある”

その三途の川を渡るチャレンジが出来るかどうか・・・・

私たちは常にチャレンジャーでありたいと思っています!

 

~「変わらぬ心 誠実なサービス」~

ホロニックが考える変わらない心のサービスとは、地域や、地域の皆さんに対して誠実であり続けることを意味します!

アメリカ16代大統領リンカーンは「全ての人を一時的にだますことは出来る、また一部の人をいつまでもだまし続けることは出来る、しかし全ての人をいつもだまし続けることは出来ない」と言いました。

ホロニックの目指す地域密着型ホテルは誠実な心を原点として創りだされていくのです!

 

そもそもは嘘をつきたい人などいません、大概はそうせざるえない事情があるだけです

また、嘘つかれたい人もいません、

誰もがだまされたくないし、裏切られたいと思っている人などいません

だったら・・・しない!!ことを目指すべきだと思います

お客様からして「してもらいたいこと、したいこと」などは多種多様です、10人10色といってもいいでしょう!

しかし「してもらいたくないこと、したくないこと」はそんな多岐に及ばないはずです!

「こんなことされたらいやだと自分が思うようなこと!」・・それをやらない!

これはある意味とても「誠実な姿勢」だと思うのです!

だから、私は出来る限り普通に裏表なく、影日向なく生きたい

出来るだけ人によって態度を変えないようにしています!

得意先、取引先、先輩、後輩、社員、上司、部下・・・もちろん立場や役割が違うので同じ対応がよいというわけではありませんが、それでも立場や役割が変われば同じ人間です!

取引先の方もレストランのお客様になる場合があります

就職活動の学生、求職者でも将来、うちで結婚式を挙げてくださる場合があります!

だから分け隔てがないほうがよいと思っています!

私は人によって態度が変わる人はあまり好きではありません!

そしてそれは私に限らずほとんどの人が好きではないと思います!

だったらほとんどの人が好きではない行動は出来るだけしない!

これが誠実さの根本ではないでしょうか

 

次回来月は後編で残り5つを深堀りしていきたいと思います!