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マンスリーレポート

2016年04月

『社会人』

ホロ社の19期が始まりました!

入社式の4月1日・丁度25年前のその日、私もみなさん同様に社会人の妥一歩を踏み出しました

その時の心境を思い返してみると、少し記憶も定かではありませんが、ただ良くも悪くも「期待と不安」が交錯していたように思います!

大手証券会社でしたが、東京の自宅から地下鉄に乗って日本橋駅で降りて当時・本社のある東京駅まで歩き、入社式は550人もの

総合職の新人が一同会して行われ、とても形式的に行われていた記憶があります!

その丁度5年後、私は既に転職し、プランドゥシーという会社で神戸の店舗(蘇州園)の立ち上げに従事していました

さらにその5年後(社会人10年目)にはホロニックを創業して2年経過し、それまで前職で立ち上げから携わった会場を去り、今の本社(六甲アイランド)に小さな事務所を設けてブライダルや飲食のビジネスに奔走していました

さらにその5年後(社会人15年目)・今のホロ社の中で現存している事業の中で最も古い、舞子セトレを開業して2年目を迎えていました

さらにその5年後(社会人20年目)・ホテル業を開始し、今までの中でもっともホテル運営店舗が多く(6店舗)社員数も、今以上に多い200名近くまで膨らんでいました

コミュニティホテルというコンセプトを掲げ、株式上場を目指し奔走していた時期でした

そしてその5年後が今です!・・・・

そのように5年ずつ刻んで振り返ってみて思うことは

「わりと脈略にない四半世紀」なのではないかということです!

つまり「想定外の連続」だったということです!

社会人になりたて当初は、「将来、なんか自分で事業したい」というおぼろげな想いはありましたが、当時は、今やっている

「ホテル業の存在」は知っていましたが、その事業をすることも、そこで働くイメージも、もっと言えば関心のかけらもありませんでした

「ブライダルの仕事」にいたっては関心どころか、存在自体を知りませんでした!

それが5年後にはどっぷり!だったのです!

しかしながら、いつも、というか毎日「想定外!」を想定して生きてきたり、モノゴトを判断してきたつもりはありません!

基本、思ったことは「成功する」「うまくいく」と自ら決してやってきました。

なので「一か八か」といった意思決定は仕事の事に限らずあまりしてきた記憶はありません!

が、結果「かなり脈絡ない人生」になっています!

私はこの体験から、新人になる皆さん・・・だけでなく、今居る社員の皆さんにも私の価値観は案外当たっていると思いますのでお伝えしたいと思います

「今ここに自分がいることに感謝することが大事」だということ・・・・・

これから社会人になって(もしくは社会人として生きていく上で)、おそらく、不安や不満、感情、希望、夢・・・などがたくさん交錯してくると思いますが、

そんなもの全て一括して「それらを抱くことが出来る今ここにある現実」をありがたく思えるようになってほしいと思います!

4月1日付日本経済新聞の連載「私の履歴書」では三菱地所という日本では指折りの不動産会社の元社長が執筆していますが、こう書き綴っていました!

「会社に入社して55年、今振り返って人生で一番うれしかった日が55年前の今日」と・・・・

病弱だったいう氏は、普通の人よりも社会人になるのが遅く、それまで生死をさまようこともあったようです

しかし学生時代に開き直った?ようです!

「生きているだけで丸儲け!」のような境地になったようです!

だからこそ社会人になったこと自体、社会に貢献できるということ自体がとても嬉しかったのだと・・・・

 

さて、新人の皆さんに伝えたいことは2つ

ひとつは昨日まで」と「今日から」で決定的に違うこと・・・・です

昨日までは「おカネを払って勉強する」でした

今日からは「おカネをもらって貢献する」です

誰に貢献するのでしょうか??

「社会」です、そして「会社」です!

会社は本来「社会貢献」をするために存在しています(中には社会に反した会社もありますがそれは例外です)

従って、皆さんは「会社に貢献することでおカネをもらう」立場になります

例えば、プロの歌手は、人前で歌を歌っておカネをもらっています

アマチュアは人前で歌を歌う場合、おカネを払わなくては歌わしてもらえません!

(カラオケ屋に行く場合おカネ払いますし、どこかでライブしたければ場所代を払わなければいけません)

プロの歌手は貢献しているのです!

誰に??・・・・ファンや社会です!

その証拠(ハカリ?物差し?)が「おカネ」です

従って、皆さん(私たち)はどこまで社会(ないしは会社)に貢献しなくてはいけないのかというと、それは「おカネをもらえるくらいまで・・」です

よく「ガンバっている自分」に酔ってしまうことがあります、または頑張っている自分に対する評価に不満や不安に陥ることがよく起きます!

きっと、これからもドンドン起きます!

そんな時に今一度こう考えてもらうとわかりやすいです

「それって(頑張って)おカネもらえてる?」と・・・・

ちなみに、おカネは会社から支払われますが、その会社はお客さんからしかもらえませんので、「おカネもらえる」ってことは

「お客様からもらえるかどうか」ってことです!

かといって・・・・勿論「おカネが全て!!」なのではありません!

しかし「頑張っていたら必ずおカネはついてきます」

ついてこないならそれは「頑張った」とは言えないと考えるのが妥当です!

赤字会社で会社倒産して給与も出ない会社の社長が頑張っているからといって称賛されたり評価されることは決してありません!

雪が舞うように「(おカネが)降ってくる」ことはありえません!

そこがプロとアマの違い・・・学生と社会人の決定的違いです!

 

そしてもうひとつ・・・・「自分探しの留意点」です

「自分探し」という言葉?が氾濫しているようですが、それをしていると称する人は大概

「自分を探している」のでなく「周りをみている」だけです

例えばそれって「パスタを食べたことないのに、私パスタ嫌い(ないしは好き)」と言っているようなものです!

そんなバカなことないでしょ!と思うかもしれませんが、大概そんばバカなことが「自分探しの旅」です!

「自分探し=思ったことと違う、今の自分はそうじゃない!的な・・・」と大きな声で言っている人は「何か、誰かと自分を比べている」だけのケースがほとんどです!

体裁のよい言葉で言えば「分析」しているのです!「行動」はしていません!

(ちなみに・・ここでいう「行動」とは「自分の位置(環境)を変える行動なのではなくて「自分自身を変える」という行動です…念のため。。。。)

「行動」しなければモノゴトが成功することはありません(まあ失敗もしにくいかもしれませんけど・・・)

でも、失敗もしなければ成功もしないのでやっぱり自分は「探す」ものでなく「「つくっていく」ものなのだと思います!

なので、この症状を自覚したら(またはそんな人を見かけたら・・・)是非問いかけて欲しいです!

「ところであんたパスタ食べたことあんの??」と・・・・

(ないしは「ところでオレってパスタ食べたことあったっけ?」)

ちなみに私もう50歳手前ですが、いまだに「自分探し?=自分づくり」をしています!!

際限のない旅を続けてもゴールはありません!

冒頭にこの四半世紀・25年を振り返ってみましたが、人から見れば「長田さん、随分“自分探ししてきたんですね!!」なんて言われそうです!

でも私、「自分を探した」ことはありません!あ!見詰めたことはありますがそのために「旅に出た」ってことはありません!

是非、「自分を探す」のでなく「自分をつくっていく」志向で行ってほしいと思います!

最後にいつも言い続けていることですが

「好きなことをやっておカネをもらう」これがプロです

アマは「好きなことをやっておカネを払う」ことです!

会社という組織で美しい形は「働いている人が好きなことをやっておカネをられる状態」です

よく「会社は利益を出すことが目的」と言われます

しかし、よく「(会社の)利益は顧客満足」と相反するとも言われることがありますが、それは違います!

「利益は私たち(会社)が好きなことをやるための“軍資金”」なのです

もっと言えば

「利益とは(社会貢献を目的として存在する)「会社」が存続していくための必要経費」

なのです!

プロである私たちはその概念と向き合う必要があるのです!好きなことをしたければ・・・・

それが「社会人!」なのだと思っています!

これからの皆さんの成長を心より祈願しています!!