2016年05月
「HOL Fes!」(前編)
おかげさまで今月ホロ社史上初の「社員総会」を開催することができました!
このような機会に恵まれたことに皆様に対して大変感謝申し上げたいと思います!
会社が創業して17年余年・・・私含め5名で世間的にはひっそりと始まった会社でした!
それがこれだけの月日を経て、そしてこれまで七転八倒ありながらもいろいろなチャレンジをしてくることが出来たのも今いるメンバー含めたくさんの
人たちによって支えられていたからに他なりません。
この日、それをまさに思い返される機会になりました。
そして皆さんがそれぞれの想いを持って今のホロ社という会社に帰属しそれぞれの個性を発揮していくことにまい進してもらえていることが本当にうれしく思います!
改めて今年度次なる飛躍を目指していきたいと思います!
さて、昨年から今年にかけては大きな体制を動かす動きがありました!
そんな中で昨年来一貫して続けてきたこと・・・・
それがこれです!
「つながりつなぐ」ことで「コミュニティを創出していく」
「コミュニティ」という言葉がやや抽象的で多様な使い方をされている昨今ですが、私としては
「つながり」とほぼ同義語と定義しています!
そんな「つながりつなぐコミュニティ創出企業を目指します」を掲げてやってきました!
それは・・・・・
お客様と私たち、
地域(生産者の方々など)と私たち、
お客様と地域、
そしてお客様同士、
またはこのポータルサイトなどを通じた私たち同士など・・・・
あらゆる私たちを取り巻く環境の中で「つながりをつなぐこと」にまい進し、またそれを量産していくことを啓蒙し続けてきて、それを皆さんそれを意識して行ってきてくれました!
そして今期においてもそれは継続して、より徹底していくことを方針としていきたいと思っております!
そしてそれを今期の目標、指針として掲げる戦略として
「交流戦略!」
これを今期の戦略として掲げて生きたいと思います!
今期はまさに「交流をすること」これをズバリの戦略にしていきます!
戦略というと少しビジネスチックな独特な“硬い響き”がありますが、戦略にはその他にいくつかのいわゆる「戦い方」があるわけです・・・
そのひとつが「効率戦略」
これは「価格」などに遡及していく、つまり付加価値そのものを価格にあわす・・・・それが消費者であるお客様のニーズに合うのだと!という発想が基点です
たとえばホロ社と近い業種の外食業界で言えば「マクドナルド」や「吉野家」などが事例になります・・・・いかに効率的にコストを下げて魅力的な価格にしていくこと、
もちろんその上で品質を損なわないように・・・という感じでしょうか?
他に「ユニクロ」や「ヤマダ電機」などもこの中に入るのではないでしょうか
そしてもうひとつは「高級戦略」・・・
これは「品質」に遡及していく、つまり付加価値をモノやコト(サービス)の質を高めていくことにあわせていく・・・・それに対する対価も当然高くなるあけですが、そこにお客さんのニーズをあわせていくという発想が基点です
たとえば、ブランドショップや百貨店、ホロ社に近い業種でいえばリッツカールトンのようなラグジュアリーホテルなどでしょう。
このある意味両極端な思想の戦略を私たちは否定するわけでは当然ありません、ありませんが、それらのような思想と「違う」戦い方をする、それによって差別化をしていく、
すなわち文字通り「戦うことを略す=戦略」・・・・その戦略がまさに「交流戦略」です。
果たしてこの「交流戦略」・・・・ですがどんなことをするのか!!というと・・・・
「つながりをつなぐこと」です!
では「何をつなぐ?」」誰とつながる?」のでしょうか??
それはまさに先ほどの図のとおりです!
生産者の方々の元を訪れたような「地域×私たち」
闘魂塾のような「私たち×私たち」
ウエルカムバックイベントでの「お客様×私たち」
GCで行ったような桜の植樹では「地域×お客様×私たち」
「島みるセトレ」のような機会では「地域生産者×お客様」
またポータルでは私たち間での・・・
それぞれのつながりをつないでいくことを繰り返していくことに他なりません。
そんな「つながりつなぐ!」っていうのはそれって戦略なのでしょうか?
そもそも何が大事で何を重視するべきなのでしょうか?
ここで言う言葉で掲げる「交流戦略」
それってそれこそひとことで言いますと
「人間関係を重視する戦略」
なのです!
効率戦略も高級戦略も「人間関係」が主体ではありません!
モノやコトにいかに魅力を高めるかが主語になっている戦略です・・・
しかし交流戦略は「人間関係」をつなげ高めることでモノやコトの魅力を高めようとするかなり「ベタ」な戦略です!
そして、価格や価値(モノ)以外の軸で勝つ要素はこの3つ!!
「交流」などを通じて「物語」をつくること
「地域資源」を活用することで「物語」をつくること
どれも「人」または「人が施す営み」が主語、主体になって生み出されるものです。
いまの時代は“いつでも”また“どこからでも”「モノ(商品)」を手に入れることができます!
ちょっと気になったらすぐスマホなどの道具で調べて、アマゾンの類でボタンポチ!で手に入れることができます!
それだけ便利な時代だからこそ「売り手」もそこがドンドンビジネスになるので参入していきます!
しかし私たちはそれよりも「いつでも」「どこでも」はそんな多数のプレーヤーにお任せして、むしろ“今だけ”“ここだけ”そして“あなただけ”の「コト(体験)」に向かっていきたいと思っています!
今しかできない、ここだけでしか無理、あなたじゃなきゃダメ!!・・・・こんな一見売り手側から見ると非合理なところにわたしたちの独自性が発揮できるのではないかと思います!
というか、これだけ「いつでもどこでも時代」になると、「今だけ、ここだけ」を追及するしか独自性、差別化を実現するのは困難です
昔は、家族でも友人でも旅行から戻ってきたときは「お土産」が楽しみでした、それこそ「土産話は要らないから土産持ってこい!」的な・・・・
がしかしいまやどこかの「土産品」もネットでポチ!でいつでもどこでも誰でも買えてしまいます!
むしろ「土産話」の方が盛り上がったり共感したりするようになっているのではないでしょうか?
そんな背景の中で私たちホロ社が目指す具体的な「交流戦略モデル」とは・・・・・
まさに私たちとお客様がつながり、そして私たちと地域がつながる
そして・・・・私たちが「お客さんと地域」をつなぐ!
私たちのビジネスは対面接客業です、お客様の喜ぶ顔を見るのが好き!!です
(というかそうでない人はこの業界に入ってくることはありませんしそれはやや許されません)
なので、そこは得意分野です!!
お客さんとつながることで満足度が高まること、そして私たち(自分)も嬉しい!!ってことはは誰もが知っています!
その上で、私たちは私たちが事業をさせていただいている地域=地元(舞子やびわ湖や姫路や長崎や・・・・)・・・
にある意味独特のかつ貴重な魅力があることに気づいてきました!
すばらしい人たち、文化、風土、歴史、そしてヒト!がたくさんあることがわかってきました!!
そんな地域の魅力をしっかり理解し、受け止めていく活動を続けていくことにモチベーションもあがってきていると思います!
そんな流れの中で、次はやはり私たちが「お客様と地域」をしっかりつなげていく活動をしていくことが重要だと思うわけです!
そうなるとこんなモデル循環になっていくのです・・・・
お客様や地域との「つながりつなぐ・・・つなぎ続ける・・・」ことを繰り返していくとやがて「つながり」は「めぐる」ようになってきます!
この「めぐりの循環」が強くなればなるだけ、また早くなればなるだけ、結果的に現場で生じてくる現象は
「単価が上がる」≒「お客さんの満足度が高まり価値があがる」
「稼動率が上がる」≒「リピーターが増える」
「コストが下がる」≒余計に販促費が不要になる
(そんな感じがしませんでしょうか??)
しかも・・・・
誰とも競わない
どことも競合しない
(そんな感じがしませんでしょうか??)
つまり
誰もがおいしい(少なくても損する人いない)
(そんな感じがでしませんでしょうか??)
のです
今ホロ社に近い業界ではこの循環ができていないところが少なくないと思っています
ブライダル業界では、即決を促すための特典、長時間にわたる接客、競合との値引き合戦、特典合戦・・・・などなどお客さんともまた競合相手とも、あらゆる対象と戦っています!
その結果お客様が「結婚式をしない」という方向に向かっている・・・
つまり「結婚式をすることに高揚感や憧れを持つカップル」を減らしている、
すなわち!「お客様が育っていない」という現実が大げさでなく起きています!
いまや少子高齢化が原因で婚礼ビジネスも縮小傾向といわれていますが、本質的な理由は「市場縮小」なのではなく「お客様が育たない業界慣習」ということなのだと思います!
これホテル業界、外食業界でも同様です!
インバウンドが活況でアジア各国から入国してくださる外国人観光客が増えています!
しかしまだまだその活況は「爆買い」と言われる「モノを求める人」が目立っています
日本のモノを魅力的に思ってくださるから買い物もしてくれるのでしょうから日本経済に悪いことはありません、しかしそれに甘んじていては持続することはありません
「モノ」だけでなく日本そのもの風土、文化、慣習、といった無形の財産に魅力を持って来街者が増えていかなくてはホントウの成長はないのだと思います!
という観点からいくとまだまだ本当のお客様が育ってきているかというと疑問です!
外食にしても同様です!
和食が世界遺産になるなど日本の食文化に対する評価が高まっていますが、その和食が隆盛を誇っているのかというとそうでもありません!
現に和食の職人がその職を求めて溢れていることはありません、むしろ不足しまくっています!
(企業や店側の)求人が盛んで求職している人のほうが圧倒的に少ない
それだけ世界的に評価されているにもかかわらずです!
一方でファーストフードの類がドンドン市場を席巻しています!
食事をすることは人の欲求を充たす上で欠かせないものではありますが、さらに高次な「食文化」となるとまだまだ未成熟なのだと思います!
ホロ社のこの「つながりめぐる」モデルは「私たち」はもちろんのこと「お客様」もそして「地域社会」も皆、誰とも、何とも競うことなく育っていくモデルです!
まさに3方よしという古来から伝わる商人道の基本のあり方に他なりません!
しかも、この循環が繰り返されることでさらに「社会より」「未来よし」につながっていきます!
なぜなら皆が育っていくわけですから・・・・
育っていくことで次世代へある意味正しい地域社会のあり方を継承していくことができます
そんなことを夢に描きながら今年度のホロ社は「交流戦略」を画していく次第です!
皆さんに期待することはただひとつ・・・
「つながりをつなぐ」この行為を量産していくことです!
昨年度から声高にし始めたこのことをさらに高め、深めていくことです!
それに集中!!それ以下もそれ以上もありません!!
今年度もよろしくお願いします!