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マンスリーレポート

2008年04月

「大テーマはサービス力!!」

 

この4月から幣社は11期目に突入しました
この3月に10回の決算を終えることになります
(社歴は9年、そして今年10年目の年ですが一期目決算は3ヶ月で締めましたので・・)
10回もの、いわゆる「通信簿」を振り返るとつくづく「安定」などという状態が幻想なのだと実感します。
こちらは「安定経営」を求めているにも関わらず・・・・
ここ数年毎年神社に行って願い事する時、必ず手を合わせるとき「会社の安定と繁栄」を祈願します。
しかし、未だ決して「安定」した状態とは言えません。
そこで覚悟しました。
これから先、社長として「“安定を求めながらも安定に安住しない”という相反した思考とずっと付き合う」ということを。
組織でも人の人生でも、「これからどうなるのか」ということは誰にもわからない、神のみぞ知るところでしょう。
しかし、私は大概のことが「自分が決めた通りになる」のだと思います。
それが仮にその通りにならなかったらそれは「自分の決め」が甘かったということと考える方が適当だろうと思います。
プロ野球監督の名将、野村克也曰く「勝ちに理由はなくても、負けには必ず理由がある」
何かわかったようなわからなような格言ですが、結局、私が解釈するに、どちらも理由はあるのでしょうが「勝ったのは結果であって、そこに理由をつける必要はあまりない」しかし「負けはしっかり反省とその解析なくしては次に飛躍や発展につながらない」のだということだと思うのです。
すなわち「勝ったのも、自分の決め・・・そう“志”が強かったから・・以上!」
「負けたのも、自分の決め・・・そう“志”や“意欲”が足りなかったから・・・そしてどこがどのように足りなかったのか、そこの自分自身の原因を探り、追及しなくてはいけない」
そういうことだと実感しています。
ホロニック社の大目的は
「ホテル業の市場産業化です」
わかりやすく言うと「ホテル業というものがこの日本、この世の中でもっとしっかり認知され、そこに従事するみなさんが誇りを持って人生を送れるような業界に、今以上に高めていくことです」
そのための手段として
「ホテルブランドの構築」や「株式の上場」
といったことが必須だと“決めた”のです。
正しいか否かではありません。
そう“決めた”のです。
決めたからやるということです。
さて、この「ホテルブランド構築」や「株式上場」を大目的のプロセスとして果たしていくために、もう少し落としこんでいくと私たちは何をやらなくてはいけないのでしょうか?
一言で
「利益を出していくことです」
どうすれば利益がでるのでしょうか?
今更ながら、また恥ずかしながら私はこのことを確信しました。
「サービス力を高めること」
これに尽きます!
私どもに出資下さっている会社の社長で私が敬意を持っている川分社長から先日このようなことを言われました
「サービス業において売上は側(ハード)をつくれば上げられる、しかし利益はソフト力を高めなければ上がらない」
ソフト力とはいわずもがな「サービス力」のことです。
「サービスの品質」をなくして「利益」は出ません
「利益」がでなければ「ホテルブランド」「上場」は果たせません
「ホテルブランド」「上場」なくして大目的「ホテルの市場産業化」の実現はありません。
従って
今期のテーマは「サービス力!」に一点集中
そう決めました。
よく「品質とコストダウンはどちらが大切か」という二者択一的な議論をされる場合があります。
しかし「品質」と「予算、売上、利益、コストダウンなどなど・・」というのは並列で議論されるべきものではありません。
改めて「品質」はいかなるものに対しても優先されるものであることを宣言します。
品質を高めることで無理の生じる施策は優先されるべきではありません。
私たちにとっての品質とは「サービスクオリティ」に他なりません。
「サービス品質」こそが経営理念であり、これは私どもに限ることなく、どんな世界においても、また今後100年経っても、未来永劫組織経営を継続していくことにおいては全く揺ぎ無い原理原則だと確信しています。
それ以上の理屈や理由があって、それ以外を優先される事態があったとしたら、その組織は必ずいずれ崩壊することは間違いないでしょう
従って私たちの今期のテーマ「サービス力」
一方で、これはK(感や経験)・D(度胸)・G(頑張る!)でどうにかなるような単純なものではないことも同時に主張したいと思います。
サービス力とは、私たちの場合「人が人に対して施すコト」ですから、人の感性や感覚というものが非常に大事であることは間違いありません。
しかし、その感覚値は非常に曖昧な上に、その人独自の考えや感覚に根ざしたものになりがちです。
だから「人に依存してしまう」ものです。
難しく言ったら「サービスを平準化する」状態にすることが難しいのです。
「ルール化」しにくいのです。
「ルール化」すると「マニュアル的」とか「画一的」とかといったところに陥ってしまうということです。
この「KDG」と「画一化」という両極に偏る業界の神話をどう私たちホロ社は独自に考えややり方の中で「サービス力」というものを定義し「決め」ていくかが今期の大きな、大きなテーマにしていきたいと思います。
まさに私たちの独自の「サービススタンダード」の確立です!
まずは皆さんが現場でお客様と接する、取引先様や従業員同士などと接する中で「考える」ことを続けて欲しいのです。
私も考え続けます
考えて動いて、動きながら考えてそして、動き考えつくして、そこから出る「回答」
それが「正しい」のだと思います。
それが私たちの「基準」です。
そう、正解や基準は私たちが創るものなのだと思います
言葉にしてみると簡単なことです!
「どうお客様に喜んでもらう、満足してもらう、感動してもらう・・・」
それはどうすればよいのかを考えること・・・
それだけのことです
そのことに一点集中することです。
今期の最大にして唯一の大テーマ
「サービス力」
その向上に私たちは一点集中していきます!!