「ミッション・ビジョン・バリューズ」
今期も四半期が終了し遅ればせながら7月から恒例の「闘魂塾」が開始されます。
組織にとって大事な要諦に「ミッション」という概念があります。
訳すと、「使命」、意味は「使者として命じられた命令、任務」とあります。
誰の使者かというと、それは「社会」(世の中)です。
「社会からの使者として命じられた任務」ですが、勿論それは誰から・・・
ということでありませんので会社の使命はその経営者が決めます、それが「経営者の使命感」というものだと思います。
つまりホロ社にとっての「ミッション」とは「わが社が社会で実現したいこと」です。
それが
「つながりつなぐコミュニティ創出企業を目指します」
そしてその心は・・・
「私たちは地域の魅力を発掘、発信、交流をすることを通じて地域経済の活性化に貢献します」
と言い表しました。
ここでいう「地域経済の活性化」とは、まさに私たちがお付き合いさせていただいている各事業所が関係している「作り手」「生産者」に皆さん、
そのこだわりや想いを持ってモノコトづくりに向かい産地の発展のために地域に根付いて従事する人達が、生きがい、やりがいをもって物心共に潤っていくことです。
そんなシーンを創っていくことに貢献していくことがホロ社のミッションで言い表す「つながりつなぐコミュニティ創出企業」ということです。
企業や組織の活動において指針でもある最上位概念にあるのがミッションです。
そしてその「ミッション」が実現された状態を言い表したものが「ビジョン」です。
「一人でも多くの人が、“生きがい”“やりがい”“働きがい”を感じられ、今日より明日のライフスタイルを豊かにします」
そしてその心は・・・
ミッションを唱え、思考、行動し続け実現していくことで、私(達)が言うには、私たちが関わる全ての人達・・・すなわち、お客様、関係先(作り手さんなど)、
そして私たち(スタッフ)が様々な発見、再発見、新しい価値観、共鳴、共感などの体感を通じて「いきがい、やりがい、働きがい」を感じることで出来、
それぞれのライフスタイルを豊かにするのではないかと思っています。
関わる人達全て・・・すなわち「一人でも多くの人」にその「甲斐」が行き渡ること、
そしてそんな「甲斐のある人々に溢れた社会」こそが理想的な社会になるということをホロ社は信じています。
このミッション、ビジョンこそがホロ社経営の要諦であります。
さて、そんな根幹を持ったホロ社の「らしさ」とは一体どんなものでしょうか?
「らしさ」はまさに、経営者や経営幹部によって築かれるものではなく、そこに帰属する社員の皆さんの志向の集合体だと思っています。
「そこに帰属している理由」と言っても過言ではないと思います。
それがまさにホロ社の「共通の価値観」ということになります。
ホロ社スタッフ皆々さんからの声を反映、集約していく中で共通して抽出されたのがこの3つでした。
それを英訳して「バリューズ」としました。
ひとつずつ押さえていきましょう。
①持続的に提供できるサービスの創出
その心は・・・
私たちサービス業は、目の前のお客様のニーズを満たすことが唯一で必須、そして即効性のある仕事でもあります。
しかし、私たちはそれだけでなく、お客さんに新しい価値を知ってもらう、新しい仲間とつながってもらう、普段出来ない体験や体感の時空間を演出する・・・
それはややもすると目先の売上・利益に合わないかもしれませんがそこには価値観でつながるコミュニティが醸成されます。
お客さんや作り手さんなどと価値観でつながるコミュニティこそが強力で永続的な関係性を築く礎になります、それが最も大事なことだと考えています。
だからこそ、持続性のある、関係性がつながるサービスや商品を企画、開発、そして提供していきたいのです。
「長いお付き合い≒友人」「気の合う仲間」の数が多いほど「生きがい度」が向上するのではないでしょうか?
②地域経済活性化の貢献
地域資源の魅力は無限です・・・たくさんの宝物や物語に溢れています。
しかし、それが埋もれてしまっていることでその産業が衰退したり、
その手技が継承されずにその結果その地域そのものが元気を失っていくという事例は少なくありません。
ホロ社は、各所にセトレを出店していく中で、ある意味「よそ者」だからこそ見えてくるモノコトが多いことに気付きました。
作り手のこだわり、想い、その背景を伝える、伝わる
その地域の人にとって日常ゆえに気づかない、素敵な資源を発掘していく
そんな資源を肴に交流を促していく、そんな活動を起こし、施し、続けることでその地域が潤っていくかもしれません。
そこに、地域の作り手さんのいきがい、やりがいは勿論のこと、それを体感するお客さんや私たちにもその「甲斐」が伝播するのではないでしょうか。
③主体性と主体性の応援
ホロニックの語源は「HOLON」、その「HOL」(全体)と「ON」(個)の合成語です。
文字通り「全体と個の有機的結合」という意味です。
「全体=会社」のために「個=個人」があるのではありません。
「個=個人」のために「全体=会社」があるものであるといっても過言ではありません。
そして「全体と個」がうまく調和して、よりよい組織になる。
それがホロ社の創業以来の普遍的な考え方です。
だからこそ、個人の主体性、つまり「チャレンジ精神」というのが大事、その実現のために会社という組織を活用するという発想に対して柔軟です。
そしてその主体性を応援する組織風土を持ち、高め続けていきたいと思っています。
そのような有機的調和がある組織が皆さんの「働きがい」につながっていくのではないでしょうか?
最後に改めてこの「ミッション・ビジョン・バリューズ」を体現したホロ社の事業領域は
「地域資源を企画するコミュニティ型サービスの運営」
そして、そのためにホロ社において大多数を占める施設現場に従事する皆さんが日々絶やさず意識を
持って向かっていってもらいたい行動指標=物差しがこれです。
「サービス利用者数の拡大」
つまり・・・
「宿泊・レストラン・宴会、ブライダルなどを通じて利用者を増やす」
ということです。
ミッション、ビジョンを実現する上での絶対条件になることが、「お客さんの数」
宿泊稼働数(率)、レストランの席回転数(率)、宴会場の回転数(率)、ブライダル組数、商材の販売数、会員さんの数・・・
このお客さんの数こそが、唯一にして絶対的な、私たちが生み出す価値に対するお客さんからの評価された証です。
これら数の最大化によって、「ひとりでも多くの人の生きがい、やりがい、働きがいが創造」を実現し、
ホロ社を「つながりつなぐコミュニティ創出企業」へと導いてくれるものだと思っています。
だから、私たちはこのミッション、ビジョンを基礎にバリューズを大事に、思考、行動をしていくのです。