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マンスリーレポート

2016年01月

つながりつなぐコミュニティ創出企業を目指します!

昨年1年くらいかけて、闘魂塾、新たなに導入されたポータルサイトにおいて「つながりをつなぐこと」がホロ社にとって重要な活動であることを唱え続けました。

私たちは、ホテル業という事業の中で、宿泊、飲食、宴会、ブライダルという職種を行っています。

しかしその土台・基礎には常に「つながりつなぐ活動」があるという。

ホテルといった事業も、それが「つながりつなぐ活動」が伴っているかどうかが肝心で、それがホロ社の事業の肝であるということです。

決して何も難しいことでも小難しい話しでもありません。

私たち(ホスト)とお客様(ゲスト)の関係性が良好でなければ決して満足されることはありません。

関係性がなくても、どこかに泊まりたい人、美味しいものを食べたい人、パーティをしたい人は私たちが何者かどうか別にしても、物理的に必要性を感じたら、お客様(消費者)として私たちの施設で消費はしてくれる(買ってくれる)ことはあります。

しかし、そのような必要だからという理由でつながった関係はさほど長く続くことはありません

長く続く関係性は、「心と心がつながった人同士の関係」です。

それは、ゲストであるお客様だけではありません、パートナーと言われる取引先様もそうです。

ホスト同士、つまりスタッフ間の関係性も「つながっている」ことで関係性は増すわけです。

だから、私たちは「つながりをつなぐこと」が絶対的に重要な活動だということを明示しました。

 

そして昨年来

「つながりつなぐ活動を繰り返すこと」

「つながりづくりを量産(積み重ねていく)すること」

を啓蒙するようにしました。

私が思うに、それを続けることで人々が(勿論、スタッフもお客様も関係者も・・・)「生きがい・やりがい・働きがい」を持ちわせることが出来るのではないかと思うのです。

「人」いう文字はまさに文字の通りで、左の線を右の線で支えているような文字です。

つまり双方が支えあってひとつの意味を持つ文字になっています。

そのような相互扶助的な(どちらかが優位に立つ相互依存っていうことでなく・・・)関係性を持つことで、いわゆる「甲斐。」を持つのだと思います。

そしてそのような「甲斐」を持つことで、または感謝することが出来ることによって、ひいては世の中や社会をよくする・元気になるような社会や世の中になっていく・・・・のではないかと思うのです。

とどのつまり、会社の存在意義は「社会へのお役立ち」だと思っています。

自分のことも満足に出来ない人が、社会もへったくれもないという人もいるかもしれませんが、それでも、自分の満足=自己満足だけで幸せになれる人はいるとはどうしても思えません。

やはり「ひと様」に喜んでもらえると嬉しいわけです、それだけ自分ではない誰か感謝されたり褒められたりすると嬉しいですし、士気があがります。

そのように「甲斐」が出てくると必然的にその地域や職場などに活気が出ます。

当然活気が出ますと生産性だってあがるはずです。

生産性が上がれば、その結果利益が出る体質や体制になってくること必至ですから、これもよい循環の中で自分の報酬なども上げることがかないます・・・

つまり自分に戻ってくるのです。

すると、また士気があがる・・・そしてまた「お役立ち」にやりがいに感じることが出来る

こんな循環になってくることが最上の状況です。

そうなっていくための行動の基本が、元の話しに戻って「つながりつなぐ活動」があるということです。

さてその「つながりつなぐ=コミュニティづくり」ですが、その概念も価値観も今の時代大きく変化してきました。

いささか表現の仕方が荒いまもしれませんが図表にしていました・・・・

 

家族のつながり、地域のつながりというのは、かつて私が子供の頃は普通に存在していました

何かあれば地域の人々で連携する、連帯する。

町内会のお祭りなどは盛んに行われていました。

隣の子どもに何かが起きたら、その隣の親御さんが手助けをしていました。

今みたいに、なにかあれば(なにもなくても・・)簡単に救急車を呼ぶことはありませんでした。

しかし、「助け合い」的なつながりはドンドン希薄化されてきているのは現実起きている現象です。

まさに「無縁化」という言葉がある通り孤独死、独居老人の増加、自殺、いじめ、ひきこもり、などなどの社会問題などもメデイァなどを通じてもたくさん紹介されています。

かといって、つながることの必要性がなくなった、ないしは減ってきたのかというとそうではありません。

様々なツールでもって「つながりづくり」はむしろ増殖しています。

インターネットから携帯電話、今やラインやフェイスブック、ツイッターなどなどソーシャルメディアの進化が様々な「つながりづくり」を容易くしています。

この間わずか20年程です、それまではこのような「ツール(道具)」はほぼありませんでした

これらのツールによって、これまで「血縁」「地縁」といったものが主流であったコミュニティが、まさにブレイクスルーしました。

いわゆる「志縁」「目的縁」」「趣縁」「テーマ縁」などなどいい方は様々ですが、つまりはここのキーワードは「共感」です。

例えば「LGBT」(レズ・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)といった言葉も概念もかつては世の中的にはマイノリティの領域でした。

オリンピックにしてもいつ頃からか「オリンピック・パラリンピック」という言い方が一般的になりました。

もっと言えば女性の社会進出もそうかもしれません。

すなわち、これまであまり表立ってなかった、だけど潜在的に存在していた価値観や生き方なども「共感の輪」などでつながりやすくなったことで、新たな意識が広がってくることが進んでいるのです。

よく「コミュニティが枯渇してきた」と言われる昨今ですが、決してそうではなくむしろ「コミュニティが多様化」してきたのだと思います。

 

「ひとりで出来ることが増えた」

ないしは

「ひとりでも充たされることが増えた」

昔、コンビニストアなどありませんでしたが、それによっておひとり様が心地よく生活できる環境が整ったのです、それがいいかどうかは別にして・・・・ですが

当然、ひとり(個人)で出来ることが増えたら

「ひとりでやりたいこと」も増えるはずなのです。

一方で「必ずしもみんなでしなくてはいけないこと」は減っていきます。

それまで義務的・物理的に「しなくてはいけない」ことは他の代替できるやり方があれば、避ける傾向になるのは必然です。

当然「血縁」「地縁」は重要で切っても切れないものでもあるわけですからそれを否定することは決してありません。

しかし、それ以外の「縁の価値観」は大きく広がっている時代になっていることは確かなことです。

私は、この「縁」つまり「つながり」・・・

その特性はなんであれ「素敵なつながり」、それを“つなぐ”“つむぐ”活動や行為が「新しい価値を生む」と思っています。

そんな新しい価値こそが、人々を幸せにし、世の中を豊かにしていくのだと思っています。

ホロ社はホテルという舞台装置、そういったいわゆる「場所」を持っています。

その「場所」を通じて、つながるつなぐ「場面」を創っていくことで新たな価値を生み、そして世の中、社会に貢献していきたいと考えています。

昨年来、幹部メンバーにも考えてもらいました。

そこで出てきた言葉はポータルサイトにも出ていますが

人の心を豊かにする為に つながりを通じて 新しい価値を創出し続ける企業

まだまだ言葉は未完成だと思われますが、目指す方向が共有されたかと思っています。

「ひとの心を豊かにする」

「新しい価値の創出」

「つながり」

上から「目的⇒目標⇒手段」です

今年もはじまって間もなく1ケ月が経とうとしていますこの3つのキーワードからしっかりホロニックの「らしさ」を追及していきたいと思っています