2018年09月
「51」
私事ですが、今月で51歳になりました!
50歳・・・論語でいえば「五十而知天命」
「50にして天命を知る」、、、天が自分に与えた使命が自覚できた。
ですが1年経ってもなかなかそこは残念ながらまだ明確に自覚できていません。
「四十而不惑=四十にして惑はず」・・・四十歳になると、心に迷うことがなくなった。
ここは10年くらい遅れてたどり着いてきたように感じていますが、ある意味稚拙な自分を実感している今日この頃です。
さて、この「51」という数字
年齢とは関係ありませんが、これで最初に思い浮かぶのが、私が好きなアスリート・大リーガー・イチロー選手の背番号です。
51という番号・・・プロ野球の世界では、かつては(今もでしょうけど、、)いわゆる一流選手の背番号は若い番号と相場が決まっていました。
入団当初注目されていない選手は自分で背番号を要望できませんので必然的に数字が大きくなるのが普通です、
しかし活躍してくると若い背番号に替わっていく、つまり「決める権限がつくようになる」というのがこれまでのお決まりだったようです。
しかし、いつしかそうでもなくなったのはおそらくイチロー選手が世に出てきてからではないかと感じています。
この51という番号・・・入団当初、本人はそれを希望したわけでも、深い意味があったわけでもないそうです。
「そう決められたから」・・・これが理由のようです。
その後もイチロー選手は天才といわれるまで登りつめていきながらでもその番号を変更することはありませんでした。
ヤンキースに移籍した際に51をつけていた選手がいたのでその間、31という番号になったことはありましたが、
その次に移籍したチームからまた51に戻しています!
そしてそれがいつしか、球界において「大きな番号をつけているのは一流選手ではない」ということはなくなりました!
すなわち、大げさにいえば、常識とか通説とか、これまでのあり方を、自分の力で変えたといってもいいかもしれません
51という、おそらくそれまで、プロ野球選手になる人が第一希望を出す番号ではなかったものが、
今では広島・鈴木誠也選手など多くの一流の選手がそれを背負っています。
イチロー選手は51という番号のステイタスを上げました!
そのイチロー選手の生き方のスタンスは、「努力」と「継続」
氏のこれまでに残してきた言葉などを見てみると全て共通していることは
「努力すれば結果が出る」のではなく「結果を出すには努力が不可欠」
「継続すれば成就する」のでなく「成就するためには継続が欠かせない」
そんな認識で、努力行動を継続して習慣化していることです。
凡人と違うところは「主語(姿勢=軸)が他者と違う」ことです。
過程(プロセス)の積み重ねを正当化する・・・
つまり「頑張る」ことが大事なのではなく、「結果」を正当化していますし、そこが主語です。
「結果」の前提に「過程の積み重ね」があるわけです。
だから、常に自分に厳しい・・・まあもっとも本人はそれを「厳しい」と考えているわけでなく「当然」と捉えているわけです。
その繰り返しから導き出された信念がこの言葉
「小さなことを積み重ねることがとんでもないところに到達するためのたったひとつの方法だと思います」
この名言がことあるごとに私の心に響く言葉であります。
年齢と背番号の話がごちゃごちゃしてきましたが、50歳を超えた自分自身がまだまだ修養が足りないと痛感する日々であります。
私は勿論、天才ではありませんが、イチロー選手も自身をこう評しています
「努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。
努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。
人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。」
努力をすることを継続すること・・・小さな積み重ねを続けること・・・
これが大事なのだと思うわけです。
もうひとつ「51」で思い起こされること・・・
これも年齢とは関係ありませんが、100%をALLと例えれば51は過半数超!
ないしは折り返しをちょっと越えたところ・・・
ここからがスパートをかけるところ・・・第3コーナーを越えたところ・・・
すなわち勝負を仕掛けていくしどころなのだ!!というところしょうか・・・
これまでの努力、継続という蓄積が活きていくところ、ないしは今一度それを思い起こして行動をしていくフェーズ
何かを成し遂げていくという志を立てていくために、「努力・継続しなさい!」という子供のときから散々、
言い聞かされてきた原理原則を思い返しながら行動を起こしなおしていこうと思います!
スタッフの皆さんからはG+でたくさんのお祝いメッセージをいただき感謝しております。
会社という組織を経営して20年目ですが、改めて、人によって組織は支えられ、それは組織だけでなく、
自分自身の人生もそれによって支えられている、それによって励まされ、活かされているのではないかと実感しています!
その実感知をさらに深め、高めていけるように努力、継続していきたいと思います。
改めてよろしくお願いします!