2015年11月
「SETRE」とは何か 最終章
~つながりつなぐコミュイティ創出企業を目指します~
これまで3回に渡って「セトレとは?」を考察してきました究極は「会員制」と書きましたが、これは「制度」ありきの「会員」でなく「会員的なつながり」をつくって、その上で「制度化(というかルール)」が出来ていくのが理想です。
知的好奇心や冒険心を刺激させる何か
世界観や人生観を変えてくれる何か
生活習慣に変化を与えてくれる何か
そんな「人間の内部から変化させる経験価値」を提供していくための活動をしていくのがセトレです
そんな話から「つながりつなぐ活動を行っていくホテル」というコンセプトに行き着いたように思います!
さて、では「誰と誰」「何と何」をつなぐのでしょうか?・・・・・それは「私たちとお客さん」は勿論のこと
「私たちと生産者さんなどの作り手」、そういった意味で「私たちと地域」、
そして「お客さんとお客さん」「地域とお客さん」そして「私たち同士・・・・」
(もしかして地域と地域も・・)そういった「つながり」を「つなぐ」ことです!
結婚式を挙げてくださった方が、挙式当日最後に関係を断絶したくありません、むしろ結婚式というハレ舞台を境に、
つまり「家族の始まり」から関係を持続し、深めていきたいと考えています。
そこをつなぐことの試みとして各セトレでは既に「WELCOME BACKパーティ」を定期的に行ってきました。
びわ湖セトレでは新郎新婦がまた戻ってきてもらえる「しるし?」として「記念樹PJT」が始まりました!
これもつながりつなぐ活動のひとつです。生産者の現場へスタッフが訪れる、新たな発見や関係を育む機会もつくっています。
セトリズムレターでは、施設の概要やプランを掲載するのでなく、「つながりつなぐ活動」をフォーカスしています。
とどのつまりは、「ホロ社は何屋か?」と聞かれたらホテル屋でもウエディング屋でもなく「つなげ屋」と言いたいくらいです!
漢字で書くと「触媒」・・・つないでいくことで生まれる
「新しい知・発見」ひいてはそれが「喜びや満足」につながっていくことになると考えています。
従って「つながりつなぐ活動」がホロ社にとっての基点であり、最優先事項ということです!
何か行動を起こすとき、また判断を求められるときの基準は
「それってつながりつながってる?つなげてる? そこに喜びや満足がある?」
これが基準になればよいと思っています
そして表題にある「コミュニティ創出企業を目指します」ですが・・・
「つながりつなぐ活動=コミュニティ活動」なわけですが、そもそもそのような「人と人」「人と地域」
といった関係性は全く新たに全く無から生み出されるものではないのだと思います!
つまりそれは大それた「創造する!」というものでもないように思います!
既にあるもの、または潜在的に存在している、なんとなく存在している、気づいている何かと何かを「つなぐこと」に過ぎないように思います!
(客観的にみて)「Aさんの腕力とBさんの知力が一緒になったら何か物凄いこと出来そうだなあ~」ということってありませんでしたでしょうか?
「こことそこを組みあわせてみたら全く違うおもしろいものが出来るんじゃないか!」みたいなことも・・・
私たちはそんなつなぐ「場」や「機会」を創っていければよいのではないかと思っています!
ちなみに「つくる」という言葉にも「作る」「造る」「創る」などありますが「創る」はどこかクリエイティブなイメージがあります・・・!新しいものを生み出しているような印象のある言葉です。
「創出する」は「既にあるものを新たな価値(クリエティブ)にして生み出す・抽出する」・・・そんなイメージです。
そもそも「コミュニティ」なんていうものは「地域共同体」も「趣味サークル」や「〇〇倶楽部」みたいな手段などもこれまでもどこにでも存在しているものなのですから・・・
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もう一度原点に戻ります・・・「ホロニック」という言葉の語源
その意味は「個と組織の有機的結合」
もっと簡単な言葉で言うと
「自立した個々人(細胞)がそれぞれの個性を活かしながらも全体という組織(チーム)として最適に調和する」
という事です。
そもそも「つながりつなぐ」ことを目標や使命にしていることが社名に反映されているのです。
経営者は社員という細胞の触媒になってよりよい組織に導いていく責任を担っています。
社員は個々人が個性を発揮するための努力をするとともに、それが組織として調和、共生出来るよう努めることです先般ラグビーワールドカップで日本代表が素晴らしい活躍をしました。
ラグビーはまさに肉弾戦なので個々人の身体能力がはっきり際立つスポーツだけにチームスポーツとしては「番狂わせ」が滅多に起きないと言われています!
今回日本が勝利した相手「南アフリカ」は世界屈指の最強チームでした。
野球の世界で言えば「高校生VSプロ」くらいの格差があったと言われます。
どうひっくり返っても勝てないであろうこのチームに奇跡的な勝利を収めました。
その原因を「組織としての調和力」とあげる専門家が多かったです。
まさにラグビーの精神にある
「ONE FOR ALL」
「ALL FOR ONE」
「ひとりはみんなのために みんなはひとりのために」
この個々の細胞が、個々の自覚と責任感が最高潮になって、それぞれの個に依存しあうのでなく、共存や共生または補完していくことで最強のチームになる・・・・のだと思います!
会社組織も
「自分のためが会社のために」につながっていること
そして
「会社のためが社員のために」につながっていること
そのようにつながっている組織は最強なのだと思います!
ホロニックの語源がまさにそこにあります!
このあり方も「コミュニティ」です
ホロ社の掲げる「つながりつなぐコミュニティ創出企業を目指します」に込められた言葉は、お客様や社外ないしは社会に向けた発信だけでなく、社内にも向けたコンセプトビジョンです
さて最後に・・・繰り返しになりますが
セトレは「人と人」「人と地域」を結び、つなげる活動を主軸に置くホテル(場)としてこれから皆さんがそれぞれの個性や能力を発揮しつつ、最適な組織を形成していけるようになることを共通の意識にしていきたいと思っています!
幹部メンバーによって、上がってきたコトバ化
「人の心を豊かにするために「つながり」を通じて新しい価値をつくり続ける企業」
これは「つながるなぐ」活動のさらに上位概念、高次化された理念になっていくと思います!
そのために、何を具体的に行い、いかにその行動を習慣化していくのか・・・・ここがこれからのホロ社全体の挑戦にしていきたいと思います!