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「CFOの意味と意義」

「いい会社」っていうのはどんな会社、どんな状態をいうのか・・・というのをずっと考えてきました!

それこそ創業時から「いい会社」を目指してきました!

皆さん誰もがそれを問われたら「業績のいい会社」つまり「つまり儲かっている会社」と答えるでしょう、あえてそう答えなかったとしても、それを否定することはないでしょう?

儲かっている会社がいい会社というわけではないと主張したところで、儲かっていないいい会社の存在を挙げられることはないでしょう

そういった意味でホロ社も20数年継続していますが、まだいい会社とは言えません

当たり前ですが、「業績がよい」つまり利益が残ることで、それが、雇用の維持・促進につながります、

それが社員の皆さんにとって安心して働ける環境になるわけです

さらに、昇給や評価の対価が充実すればするほど、やりがいを持って働きがいを発揮できる環境がつくることがかないます。その原資は「儲け=利益」であることは否定しようがありません。

誰が考えてみても、社員の精神衛生面が充実している方が「いい会社」だと思うでしょうし、きっとその方が生産性は高い、つまり業績がよくなるはず・・・と思うはずです

ホロ社の理念にもあります「いきがい、やりがい、働きがいの溢れる社会」をつくっていくためには、その「甲斐」をたくさん生み出すことで、「いい会社」を叶える確度が上がると思っています

想像に難くないですが、やっぱりやりがい、働きがいのある社員に囲まれる会社は、いい会社であろうし、会社も個々人も心身共に潤っているのではないでしょうか?

そして利益があれば、人材だけでなく、新しいチャレンジへの投資、設備などの投資に充当することが出来ますので益々そこに帰属している人にとっては「甲斐」が高まっていくはずです

やっぱり人は成長意欲があるのが本能なので(仮にそれが低くても、成長したくない人など普通いません)、これまで体験したことない、出会ったことのないことにワクワクする、ドキドキするものではないかと思います

つまりは、「いい会社」(いい社会も同様ですね…)は、儲かっていて(財政状態がよく)、社員(国民や市民)がいきいきしている組織(国や地域)だと確信しています

その上で、昨今SDGsやESGといった概念が世界中に広がっていますが、もはやSDGsは否定しようのない取り組みであり、むしろそれを声高に語ったり、バッジをつけて満足したりする次元でなく、これを否定する時点で反社会的勢力か?といっても過言でない・・・そんなご時勢になりました。

またESG(環境・社会・ガバナンス)・・・は大事だと言われますが、企業にとってそれは不可欠性が増しています。

E(ENVIRONMENT=環境)をないがしろにしたらお客さんがついてくれません

S(SOCIAL=社会性)に着手しなければ社員が集まりません、

G(GOVERNANCE=ガバナンス)が機能しなければ銀行や投資家などの利害関係者が離れていきます

そんな時代です

だから、「儲け=利益」はまずは、企業維持のための存続原資であるゆえに必須条件である一方この社会性という意味では十分条件ではなくなったと感じています!

かつて、環境をないがしろにして地球を壊してまで大量生産と消費を扇動するのが善とされる時期もありましたし、24時間働けますか?みたいなCMが礼賛されている中で利益を出すことに疑問がなかった。

それは今や地球が、そして未来社会が許してくれなくなったというのが、世界的なコンセンサスなのだと思っています!

さて、そんな中、ホロ社も色々なことにチャレンジを試みています!

「地域資源を企画編集する」というコンセプトから「脱ホテル」というか「超・ホテル」(ホテルという概念を超えよう)を基点にしようとしています。

ホロ社は、年初から、商売原則とされる三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)に加え「地域よし」「地球よし」「未来よし」を加えた「六方よし」を提唱しています

「地域よし」は既にホロ社の骨格として取り組んでいますが、「地球」「未来」はまだまだ私自身含め意識が薄弱だと感じています!

ちょっとした意識高い系・・・では全然ダメだと痛切に感じます!

そこでCFO(最高未来責任者)の力の導入を図っています

ホロ社では今期、2期目のCFO(最高未来責任者=CHIEF FUTURESHIP ORGANAIZER)に同志社大学2回生の田中愛乃さんが就任されました!

19歳といえば、今は成人ではありますが、社会に揉まれているわけではありません

ましてや、企業や組織の理屈の実感は持っていません、ましてや私たちでいう「現場の都合」など知りません

学生でもアルバイトやインターンなどを経験すると社会性が増してきて、いわゆる「合わせにいく」ことを覚えていきます、つまり順応していくわけです!

しかし、CFOにそんなことを全く期待していません、むしろその真逆といっても過言ではありません

現場や会社、ないしは社会の現実を知ってもらうことは悪いことでありませんが、それに迎合してもらってはむしろ困るわけです

ホロ社でも、現状に順応するのでなく、未来に向けた順応をしていくのが肝心

とりわけコロナ禍を境に益々、何が正解かが不明になりそれが「VUCA(不透明)な時代」と言われるような言葉になっています

正解が不明・・・というよりも「たったひとつの解がなくなった」ということなのだと感じています!

CFOの田中さん世代にとってこの不透明な時代、これからの未来社会において逃げも隠れも出来ないまさに当事者であるわけです。

未来社会をどう築いていくのか、その中でホロ社がどうあるべきかを展望するためには、「これまでの人」(私をはじめとした私たち)だけで四の五の言っていても出てくるアウトプットに限界があるのだと思っています

であれば、いわゆる経営ボードに、今のホロ社や経営者に迎合や忖度をすることなく、理想的な自分たちがこれから直面していく未来社会はどうしていきたいのか、どうなって欲しいのか、、その上でそんな社会の中で企業(ホロ社など)はどうあるべきか・・・などの具現や提言をしてもらいそれを実行していく風土や文化を醸成していきたいと思って始めました

若いし、経験知がないので、どうしても私(たち)は上から目線で語りかけてしまう傾向にありますが、私たちにとって未知への踏み込みをしていく上で一番邪魔になるのが、実のところ経験知なのではないでしょうか?

だったら、そんなもの要らなくて、「なんかちょっと違う」「それ好きじゃない」といった損得や良し悪しでない、ある意味「好き嫌い」といったふわっとした、曖昧な、淡いな感覚をキャッチアップしていく・・・

それを実践していきたいと思っています

そして今期は、CFOの就任期間のゴールとしてNPO等の公益活動の団体組織が設立出来たらと考えています

それは、今のホロ社の本業とつながった公益を主軸にした法人や活動です

かつて「社会運動」と「経済活動」は相反していました・・・いわゆる左翼(的)と右翼(的)に分かれ、前者は学生運動や反対運動みたいな主張の類が多くあった・・・というのが高度経済成長期(私が幼少時代)にあった現象でした

バブルになりそれを越え成熟期になってそのような運動は減り、ストで学校休み・・・なんてことは皆無になりました・・・

その代わりに、経済活動をする企業が、その儲かった資金で寄付をしたり、社会活動に参加したりメセナといった社会貢献といった活動が、本業とあまりつながらない文脈で行われることはバブル期頃から平成期によく見られた現象でした!

それが企業のPRやIR活動に手段として使われている印象がありました

が、今、ちょっと潮目が変わってきているように感じています

社会運動的な活動がビジネスになる・・・、いわゆる社会課題解決型ビジネスがスタートアップベンチャーを中心に勃発してきています!

概ねそれを始めているのは、ほぼ未来社会を迎えていく次世代人材です!

未来社会に対して当事者意識のある若い人です、そして「社会運動的活動が経済活動(ビジネス)」になっていることが前提意義になっています

その発想の基点は、私にとって大きな刺激を与えてくれますし、目指したい姿であります

田中CFOも就任早々から色々な提言を沸き起こしてくれています!

そこの主語はホロ社でなく、未来社会、です! それでOKです!

社会の一員に会社があり、その会社のひとつがホロ社です

会社は社会貢献のために存在している・・・というか社会貢献されない会社は淘汰されるわけです

ついつい会社を主語にしてしまう私(たち)に大いなる刺激を与えてくれるCFOの自然?無意識?な発想こそが活力になっていく・・・ひいては「いい会社」に醸成されていくと信じています!