Company企業情報

“三方よし“の「買い手よし」「売り手よし」「世間よし」に「作り手よし」「地球よし」「未来よし」を加えた
“六方よし”をクリアしていくべき方針を打ち出したホロニック社。
そして誕生したのが 20歳以下のCFO
これから共に “六方よしの未来社会”を創っていきたいと 私たちは考えています。
ミッションは、 「会社と未来を変えるためのすべてのこと」です。

はじめに

私たちは、六方よしの未来社会を創っていくために地域の未来に貢献するソーシャルベンチャー(NPO法人)を立上げます。 私たちは、株式会社ホロニックとNPOホロニックの2つの事業活動を通じて「いきがい、やりがい、働きがいに溢れる社会」の実現を目指しております。

株式会社ホロニックでは、経済活動として、ホテルを舞台とした地域の魅力を発信し、この地域でしか体験できない価値を提供することで、持続可能な地域経済への貢献を行います。

NPOホロニックでは、社会活動として、拠点となるホテルに、地域の子供たちや地域住民、地域生産者が集い、つながることでその関係性が深まり、関係する人々の生きがい、やりがい、働きがいが高まっていくことで、地域未来への貢献ができると考えております。

これからの将来世代を生きるCFOと共に、地域創生の未来につながる活動に取り組んでいきたいと考えております。

CFOは、“CHIEF FUTURESHIP ORGANIZER”の略で、ホロニックの未来創造最高責任者として、自分たちが理想とする社会、そこに帰属する理想的な会社(組織像)を創造し、経営ボードへの具申・提言を行っていくことが仕事です。

CFO定義

将来世代につながる持続可能な社会をつくることを目的に、何が将来世代の利害につながり、それが将来世代と現世代にどのような影響を与えるかを明らかにするため、情報収集及び分析を行い、その結果をもとに経営ボードに対して意見を述べる組織

第1期生 活動紹介

第2期生 活動紹介

第3期 選考会の様子

第3期生
CFO紹介

profile

為積 縁ためずみ えん

広島県立広島叡智学園高等学校
高校2年生/16歳
CFOに応募したきっかけは?

私はこれまで広島県の離島にある全寮制の学校に通いながら、地方創生や持続可能な未来に関する学びを深めてきました。しかし、学校での学びではエリアが限定されており、より広い社会で行動を起こしてみたいという気持ちがありました。そのようなことから、高校生という立場であっても何か地域や社会に貢献できる方法を模索していた中で、CFOの応募を見つけました。コンテストのテーマの一つでもあった「体験格差」という社会課題にも強く共感し、この課題をはじめとする多様な地域課題にアプローチしていきたいと強く感じました。また、ホロニックのCFOとしての役割には、学生でありながら社会の未来を想像し、行動に起こすことができるという、他では得られない価値や経験があると思います。さらに、株式会社ホロニックが「輝かしい未来」の実現に向けて様々な活動に真摯に取り組まれている姿を見て、そのような会社の方々と共に活動したいと思い応募させていただきました。

CFOとしてどんなことにチャレンジをしたいですか?

私はCFOとして、より多くの人が笑顔で暮らせる地域社会の実現を創造したいと考えています。笑顔あふれる地域社会の実現のためには、まずは地域課題の解決が必要不可欠です。そのため、「体験格差」「少子化」などを始めとする周辺の地域課題に焦点を当てて、具体的な部分から住民の方から笑顔の輪を広げていけるような活動を行っていきたいです。その一方で中学・高校生活の学びで培った「グローカルな視点」を活かし、日本そして地球規模の動向にも目を向けて考えていきたいです。また、株式会社ホロニックが展開するホテル事業は、地元産業との連携も多く地域活性化の重要な鍵であると感じています。その特性を活かした柔軟な考えを持つだけではなく、ホロニックの一員としての視点と第三者としての客観的な視点の両方を大切にし、活動を行っていきたいと思います。CFOとしての活動を通して、このような他にない貴重な機会を提供してくださったホロニックの皆さんと一緒に「六方よしの未来社会」を作っていける一人となれるように成長していきたいです。社会経験の浅い“高校生”ではありますが、その立場から見た「こうなれば素晴らしいな」と思う未来像を持ち続け、ホロニックのビジョンでもある「つながりつなぐコミュニティ」の創出に少しでも貢献できるよう精一杯尽力します。

審査員のコメント

同志社大学経済学部 同経会
企画渉外委員会副委員長

沼井 哲男

最優秀賞の為積さまを選ばれた理由
熱意、実行力、企画力を始め、それぞれのレベルの高さは無論ですが、バランスの良さを高く評価しました。初の高校生ということもあり、前例に固執しない突破力も評価ポイントの一つです。高校生といえば、授業の縛りもあり、活動の環境という意味では、決して楽観視できないはずです。そのような制約にも果敢に立ち向かい、様々な試行錯誤を重ねながらの今後を楽しみにしています。既にいくつかのプロジェクトを立ち上げ、実行していることにも着目しています。現状でも一日24時間では足らないような状況かもしれませんが、CFOへの就任により、今よりも一層多忙になることは間違いなさそうです。それでも、その状況を真摯に受け止め、常にベストを尽くし、結果を残すことでしょう。その姿を容易にイメージできる点も、評価の理由と言えます。
この取組や今回の応募者への感想など
少しずつではありますが、CFO制度の認知度が高まりつつあることを痛感しています。応募者のレベルも確実にアップしており、大学生だけでなく、高校生の「プレゼン慣れ」をリアルに感じています。提案の具体化については、CFOだけでは不可能です。ホロニック社のスタッフとの協働が必須であり、このような「大人=社会人との協働」の機会を得ることができることも、CFOの特権と言えるでしょう。ホロニック社の長田社長といえば、アイデアマンとして突出しているように思います。その着眼、発想に一石を投じることは容易ではありません。このような高いハードルに臆することなく、若者であることの優位性を存分に発揮し、大暴れするような若者の出現を心待ちにしています。自分が過ごしたい未来を開拓するチャンスを活かして欲しいものです。
株式会社和える 代表取締役

矢島 里佳

最優秀賞の為積さまを選ばれた理由
プレゼンももちろんですが、質疑応答でも高校生であることを忘れさせる、的確な返答と素直な回答がとても魅力的でした。また、今回のコンテストを通じて出逢った社会課題と、ご自身の興味関心が和えられ、問題意識が深まり、応募に至ったと言うのも印象的でした。とてもよく調べていらっしゃり、ご自身なりに深められた考察も含め論展開をされており、ホロニックさんとして取り組むこの意義なども感じられました。ご自身の感性を大切になされながら、CFOとして、より美しい未来へプロジェクトを導いてくださることを楽しみにしております!
この取組や今回の応募者への感想など
今回は、お題AとBでプレゼンの内容や完成度に大きな差を感じました。Aは具体的なお題の設定があるため、プレゼンの内容もやはり具体的で説得力がある内容が多かった印象です。また、質疑応答の受け答えも、具体的に返答できる方が多くやり取りが活発化しました。Bは自由が故に、エントリーする側がかなり具体的に内容を設計する必要があり、そのハードルが高かったように見受けられました。プレゼン、質疑応答、双方に抽象的な回答が多く、事業イメージがアイディアレベルで止まっており、具体化まで至っていないと言う印象でした。ただ、どちらの参加者も、ホロニックさんのことをよく調べ、ホロニックさん愛を持って一生懸命にプレゼンしてくださっている熱意を感じ、とても素敵な審査会になったと感じています。ご応募くださった皆様、ありがとうございました。
第2期 CFO

田中 愛乃

最優秀賞の為積さまを選ばれた理由
私自身が第二期CFOとして足りなかった部分が、全て備わっていると感じたからです。プレゼンや質疑応答の際に、彼女の物怖じしない姿勢と自分軸がしっかりしているところは、私が第二期CFOとして足りなかった部分であり、今後のCFO活動を促進する能力だと感じました。また、プレゼンの内容に関しても、単なる理論に留まらず、現実的かつ実践的な内容で、実現可能性が高いと感じました。特に印象的だったのは質疑応答に対する回答力です。16歳ということを忘れさせるほどの的確な回答をされ、その深い洞察力と多角的な視点からの考察には驚かされました。
為積さまのような若い才能がホロニックと合わさることで、どのような活動になっていくのか楽しみにしております。
この取組や今回の応募者への感想など
今回のコンテストは、高校生や大学生という年齢を忘れるほどレベルの高いものでした。参加者の皆さまが示された洞察力と創造力は、まさに将来のリーダーだと、未来に対する希望を強く感じさせるものでした。昨年の自分自身もそうでしたが、このコンテストで得た経験は大きいと思います。応募者の皆様の多角的な視点からのアイデアや熱い情熱に深い感銘を受け、大いに刺激をいただきました。今後の応募者の皆様のご活躍を楽しみにしております。この度は、ありがとうございました。

当社経営陣のコメント

代表取締役

長田 一郎

第三期CFO選考は昨年同様コンテスト形式で全国から募りました。今年は、昨年目標に掲げたNPO法人設立の実現のために具体的に実装していく有益な活動をテーマに提案いただきました。その中から今回は高校2年生・為積縁さんが、セトレを舞台にした遊休場所・時間を活用(休館日の活用)して子供の体験格差を解消するプログラムを提案してくださり大きな評価を得て選出されました。その提案背景(自身の理念)と未来課題(社会性)が明確で、かつ、現在のホロニックのリソース(セトレという経営資源)を活かすという3つのポイントが整理されていて解像度の高い提案になっており、審査員からの問いに対しても的確な考え(答え)を持ち合わせていました。ホロニックのために…でなく、未来社会の当事者として未来の理想的なありかたにホロニックがどう帯同できるか!すべきか!を純粋に思い描ける人材だという評価になりましたCFO導入以来、初の高校生になりますが未来社会の可能性に対して無限の発想をフルに発揮して社内を洗浄!?していく力になってもらえることを期待しています!

取締役

薮内 順子

為積さんは、ご自身が以前から考えられていた子供の体験格差問題と今回のNPOテーマを掛け合わせた、課題解決のための地方創生型体験プログラムのご提案をいただきました。提案いただいた内容では、単に子供に体験をさせるということではなくセトレが大切にしている食の取り組みやESD教育の考え方を取り入れるなど未来社会に向けた発想であり、とても重要な取り組みであると感じました。また、本選考会では、最年少ながらも堂々としたプレゼンテーションであり質疑応答でも的確に回答されており、提案された内容に対する為積さんの思いや考えが一貫している部分が素晴らしいと思いました。是非、未来社会のために、為積さんのプログラムを実現させて地域のこどもたちが集うNPO活動にしたいと思います。

過去のCFO活動 ご紹介